出版社内容情報
本書は、イングランドの教育界において、生徒と教師を縛り付けている7つの信仰を取り上げ、数多くの事例と実証研究を引用しながら、批判的に検証し、教育方法の改革を訴える。原著は英国での初版刊行時、物議を招くとともに注目され、現在ではその主張が徐々に受け入れられつつある。
内容説明
イングランドで盲信されていた教育神話を打破する。
目次
序 教育神話との決別
神話1 事実学習は理解を妨げる
神話2 教師主導の授業により生徒は受け身になる
神話3 21世紀はすべてを根本的に変えてしまう
神話4 調べようと思えばいつでも調べられる
神話5 転移可能なスキルを教えるべきである
神話6 プロジェクトとアクティビティーが学びの最良の方法である
神話7 知識を教えることは洗脳である
結論
著者等紹介
クリストドゥールー,デイジー[クリストドゥールー,デイジー] [Christodoulou,Daisy]
オクスフォード大学などの協力を得てオンラインで教育指標との比較に基づく判定を提供する機関である“No More Marking”の教育部門長を務め、様々な学校と協力して新しい評価に関するアプローチの開発を行っている。現職に就く前は、35のアカデミー・スクール(国やスポンサーから助成を受ける公立中等学校)から成るArk Schoolsという連合の評価部長を務めた。以前は2つの総合制中等学校で教鞭を取りながら、将来の教員養成と評価に関する政府諮問委員会の一員として活動していた
松本佳穂子[マツモトカホコ]
東海大学国際教育センター英語教育部門教授。東京外国語大学英米語学科卒業、米国コロンビア大学教育学部大学院修士課程修了。文学修士(応用言語学)および教育学修士(英語教授法)。東京工業大学理工学研究科人間行動システム博士課程修了(学術博士)。専門は社会言語学、言語評価学
ホーン,ベバリー[ホーン,ベバリー] [Horne,Beverley]
千葉大学教育学部准教授。英国オクスフォード大学言語外国部卒業、アストン大学研究科修了。理学修士(英語教育学)、レスター大学教育学研究科修了(教育学博士)。専門は英語教育、異文化理解教育
大井恭子[オオイキョウコ]
清泉女子大学文学部教授。東京大学文学部英語英文学科卒業、ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校言語学科大学院博士課程修了。文学博士(応用言語学・英語教授法)。千葉大学名誉教授。現在、清泉女子大学文学部教授。専門は英語教育学、ライティング教育
熊本たま[クマモトタマ]
元名古屋外国語大学教授。東京大学文学部心理学科卒業、ペンシルバニア大学教育学部大学院修士課程修了。理学修士(英語教育学)。名古屋外国語大学教授を退職し、現在、早稲田大学・武蔵大学・学習院大学などで非常勤講師として教鞭をとる。ライティング教育に関する論文多数。専門は英語教育学、ライティング教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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