感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝露
4
「生態学の入口はどこにでもある。ごく限られた小さな場所も広い世界につうじている。」著者の希望通り、このことを感じられる本だった。著者が文系学部から修士課程で理転し、その後ずっと鳥と木々のかかわりについて研究した半生と興味深い研究内容が記載されており、とても面白く読めた。生態学についてもっと知りたいと思ったし、分野問わず統計学的研究の道に入りたい全ての人に勧めたいと思った。2023/02/27
vonnel_g
3
鳥の中には種子自体を捕食する種があるという。観察によってそこに研究のヒントを見出した筆者が、更に膨大なデータを解析して鳥類と植物の協力・敵対関係を明らかにする過程を解説。すごく面白かった。データを蓄積・保存する重要性がよくわかる。日本野鳥の会ってすごいな。イカルという鳥は小太りなのか。2019/11/20
hakobe
1
神奈川県の鳥類目録データなど、アマチュアが集めた膨大なデータの森に分け入って新たな発見をしていくスタイルが興味深かったです。サブタイトルの「裏庭と書庫からはじめる生態学」に惹かれて読み始めたけど、この題名の期待どおりの内容でした。2020/04/12
isbm
1
★★★2019/06/03