目次
身近な深海・駿河湾
駿河湾の地形・地質
地震と駿河湾
駿河湾と気象
駿河湾の水はどこから?
静岡の地下圏微生物によるメタン生成と新たなエネルギー資源
静岡県の化石
駿河湾にすむ深海生物
駿河湾の深海ザメ
開国による駿河湾魚類研究の夜明け〔ほか〕
著者等紹介
村山司[ムラヤマツカサ]
東海大学海洋学部海洋生物学科教授。専門、認知科学、鯨類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Arisaku_0225
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2017年発行.日本一の水深を誇る駿河湾(とそれを擁する静岡県)は地質学的にみても,生物学的にみても非常に特徴的である.いくつかピックアップすると,①駿河湾東西で異なる成因(堆積活動により形成=静岡;火山活動により形成=伊豆半島ブロック)②駿河湾上に発達する駿河湾収束線③1200種以上の魚類種が確認されている生物多様性・・・などなどあげればキリがない.そんなところにすむ人々も特徴的な自然環境に適応した生活や産業をもち,お茶・サクラエビ・プラモデルなどなどの特産物を生み出している.2024/07/19