出版社内容情報
古代ローマの歴史家であるワレリウス・マクシムスの「記憶に値する行為と言葉」のレトリック的側面の研究である。古代ローマの歴史家であるワレリウス・マクシムスの「記憶に値する行為と言葉」のレトリック的側面の研究。マクシムスの生きた時代、古代ローマにおける修辞学の重要な諸側面について「著名言行録」との関わりを検討した。
はじめに
序論:ワレリウス・マクシムス『著名言行録』の概要
本論
第一章:『著名言行録』の執筆目的と修辞学校
第二章:ワレリウス・マクシムスの典拠としての修辞学文献
第三章:ワレリウス・マクシムスと修辞学理論
第四章:ワレリウス・マクシムスの文体
I:『著名言行録』における範例記述の構造
II:白銀ラテンへの転換点としてのワレリウスの文体
III:黄金ラテン散文の継承者としてのワレリウス
結論
あとがき
文献表
『著名言行録』の章題一覧
事項索引
箇所索引
吉田 俊一郎[ヨシダ シュンイチロウ]
吉田 俊一郎
東京大学人文社会系研究科助教
目次
序論 ワレリウス・マクシムス『著名言行録』の概要
本論(『著名言行録』の執筆目的と修辞学校;ワレリウス・マクシムスの典拠としての修辞学文献;ワレリウス・マクシムスと修辞学理論;ワレリウス・マクシムスの文体)
結論
著者等紹介
吉田俊一郎[ヨシダシュンイチロウ]
1978年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科西洋古典学専門分野博士課程修了。博士(文学)。バイエルン州立アカデミー研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、東京大学人文社会系研究科西洋古典学研究室助教。専門は西洋古典学、特にラテン語散文と修辞学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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