内容説明
憧れ、それがすべてのはじまり！「解ける・分かる」のその前に、「憧れ・楽しむ」ための入門書。装い新たに、ここに復刊！
目次
第１部 自然数を追え、無限を掴まえろ（「１」からはじめよう；等しさを調べよう；大きさを比べよう ほか）
第２部 ベクトルをまわせ、ドミノを倒せ！（数の友情；数のメリーゴーランド；数のピラミッド ほか）
第３部 二階建ての数「分数」の世界（様々な「まとまり」を調べる；二階建ての数「分数」登場；「１」から生まれる数 ほか）
著者等紹介
吉田武［ヨシダタケシ］
京都大学工学博士（数理工学専攻）。数学・物理学の独習書を独自の視点から書き続けている。『虚数の情緒：中学生からの全方位独学法』―平成１２年度「技術・科学図書文化賞」（日本工業新聞社）受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
44
この厚さはもう事典に分類するのが正しいのではないか。内容的には分冊版と大きな違いはないので前のを3冊集める方が使い勝手良さそう。2015/07/06
Koning
29
子供の科学連載から３分冊、そしてこの合本という子供の入門書で大人の再入門書という本。とにかく自然数から順に数をという感じで、550ページ超の大著なんだけど、イラストと相まってそんな苦痛にはならずに読めるんじゃなかろうかと。しかしあまりさくっと読めちゃうんでもっとじっくりと読むべきかもしれないと今更ながらに反省してたり（笑）2015/05/04
izw
19
吉田氏の著書はどれも厚く、前提知識が無くても(少なくても)読めば分かるように書かれている。本書は、自然数から整数、分数までの基礎概念が丁寧に説明されている。気になったのは数学的帰納法が突然説明されて中途半端に終わっている点と、約数を列挙する計算が急に難しくなった感がある点。対象者は何年生なのだろうと思いながら読んだが、あとがきで「子供の科学」の連載が元になっていると読んで、小学生高学年くらいなのかと納得。これくらいの数学の本を興味をもって読む子が増えてほしい。2015/06/14
ちぇけら
17
卒論関係。ほんとうに「はじめまして」でびっくり。" = "は注意して書かないと「ニ」と見間違えるから気をつけよう！みたいなことから書いてあって、1.5周ぐらい回って面白かった、、、！？まあこれぐらいしないと、ほんとうの数学アレルギーの人には寄り添えないんですかね？わからないけど。(やたらと「、」が多くて分析するの大変なんですけど?)2017/12/08
hippos
8
自分が中学生くらの頃に出会いたかった。丁寧に丁寧に”数学"との出会いを説いた良書。全編ルビ付きですが、「数（すう）」としているところに作者の思いを感じる。息子が読んでくれないかなぁと切に願う。2015/12/26
