水族館日記―いつでも明日に夢があった

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  • サイズ A5判/ページ数 273p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784486020530
  • NDC分類 480.76
  • Cコード C1045

目次

東洋一の水族館へ(海と生きものが好きだった;江ノ島水族館のナチュラリスト ほか)
無理を通して道理に変える(外国だった沖縄からサンゴ礁魚を初輸入;気難しかった日本海の魚たち ほか)
技術研究と学術研究のはざま(サクラダイの大群に惚れて通った西伊豆の海;イワシとマグロの水族館飼育に先駆ける ほか)
水族館の忘れ物(海を知らないクマノミはかわいそう?;「魚の尾はどこからか」をもう一度 ほか)

著者等紹介

鈴木克美[スズキカツミ]
1934年生まれ。東京水産大学卒、江ノ島水族館、金沢水族館(副館長)を経て東海大学海洋科学博物館元館長、農学博士、東海大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

276
著者の鈴木克美氏は東京水産大学を卒業した後、江ノ島水族館、金沢水族館、そして東海大学海洋科学博物館の館長を務めた人。1934年生まれなので、水族館も今とは違い、黎明期ではないまでも、試行錯誤の連続だったようだ。そのあたりの苦労や工夫の数々を綴ったのが本書。文体は回想記風だが、内容と相俟って面白く読める。また、この人が切り開いた分野の大きかったこともよくわかる。金沢水族館での日本海の魚のスター探しなど、展示する側からの水族館を知ることができる。2025/04/05

わらび

2
先日「水族館の歴史」という書籍を読んだので、その流れで水族館関連の本を読みました。事前に魚類に対する専門的知識が全くない状態だったので、読み終わるのに数日かかってしまった。まだ水族館あるいは魚類の飼育に関して先達が少なく、試行錯誤を繰り返して水族の観察・研究をしている様子が興味深かった。雌雄同体や食性、分類学的思考、魚の尾はどこからか、など新しい知識が増え、未だ未知数な海の生き物達にさらなる関心を持つことができました。著者の鈴木氏は本当に水族がお好きなんだなあ。2015/03/28

やこ

1
面白かった。鈴木克美さんには昨年お会いし、私の研究発表を興味深く聞いてくださり議論したのを覚えている。まさか、お会いしたあの方がこんなふうに江ノ島水族館、金沢水族館、東海大学海洋科学博物館という三つもの水族館で働かれていたとは知らなかった。がむしゃらに働いた江ノ島水族館時代、そして金沢水族館では水族館の設計に携わり、自ら北陸の水族館の生き物の飼育に苦心し挑戦し、東海大学では教育や学術研究に本当の意味で力を入れる水族館を作る…そのパッション、挑戦する姿勢、先駆者の姿に水族館人として見習いたい部分は大きい。2020/08/28

浅葱 縹

1
司書講習受講してる大学図書館にて、遭遇 した逸品。旧江ノ島水族館や東海大学 海洋科学博物館等の館長を勤めた鈴木氏の 水族への愛に満ちた一冊。個人的にお気にの 水族館情報が多く、私物に欲しくなった ものの、結構なお値段で躊躇しました(-_-;)2018/08/02

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