日本まんが〈第3巻〉きらめく少女の瞳

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486020516
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C1036

内容説明

いま、明かされる巨匠たちの創作秘話!

目次

1 里中満智子編―「どうしても描きたかったのは、自分で考えて生きて、決心できる女の子」(少女まんがを変えたデビュー作;世界の中の日本まんが;少女の真実と少女まんがの現実;社会とかかわり合うまんが家)
2 竹宮惠子編―あの山本順也さんっていう「少女コミック」の編集長によく言われました きみは一言でいうなら「チャレンジャーだ!」、って(竹宮惠子作品に触れる;「大泉サロン」とは何だったのか;男と女の垣根を越える;竹宮惠子の世界を支える「理想」)
3 萩尾望都編―「エピソードを考えているときに一緒に絵が浮かぶの(笑)…言葉の向こう側には絵がいつもあるんですよ」(新しい「嵐」としての少女まんが;初期の萩尾ワールドを体験する;コミックとしての日本SF;身辺の遠近を描く)
4 高橋真琴編―「一枚の絵でも、そこに長編まんがのストーリーが読み取れるように描くのです」(抒情画の原点と大阪の思い出;デビューはまんが家として立つ;まんがと抒情画のはざま;MACOTOスタイルの完成と原画展示会)
5 楳図かずお編―「死ぬことよりも、もっと怖い話を描きたいんです」(まんが家なら、おもしろい家を建てたい;恐怖まんがの誕生;少女恐怖まんがの誕生;おだやかな日常と変身術)

著者等紹介

荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年東京生まれ。作家、翻訳家、博物学者、図像学者、幻想文学研究家、路上観察学会会員、妖怪評論家等として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

27
荒俣先生がまんが界の巨匠たちと対談するシリーズ3巻目。今回は少女まんが関連として里中満智子、竹宮惠子、萩尾望都、高橋真琴、楳図かずおと会っている。少女まんがを「女の子向けまんが」から「女性が描くまんが」へと変革させた女性作家たちの話が特に読んでいて面白かった。里中先生は先進的な見方をしていて、まんがが電子化するのなら電子化ならではの表現を考案すべきと話していたのが印象的だった。技術力が高いのですが重要なのはどういう物語を描くかについて重点を置き、凛々しい女性像を描くポリシーのようなものを感じた。2023/03/29

海戸 波斗

2
おすすめ。インタビュー形式で荒俣宏さんの質問に答えていく感じで進んでいく。繰り返し読んだ少女マンガの原点を見た感じがしました。ありがとう。2015/02/14

ミレー

1
竹宮先生や萩尾先生の話はどこかで見たような気がしてたのでふむふむと読んだけど里中先生の事はあまり知らなかったのでそうだったのか!となった。海外の漫画事情的な事も少しわかって面白かったけど楳図先生の話でちょっとズーンときたので先に読めば良かったなーと2016/10/11

poefan

1
一世を風靡しつつ現役人気作家の5人の声が聴ける重要な歴史的大仕事参巻目。里中満智子、竹宮惠子、萩尾望都、高橋真琴、楳図かずお。まったく目にした覚えのない高橋真琴さんの部分でも熟読させるのはさすがに著者の力量の凄さ。萩尾さんはこの倍の長さは読みたかった。もちろんすべて抜群に面白い。2015/04/24

hirokazu

0
里中満智子「読者からもずっと言われましたよ。読んでいて、本当にかわいい女って出てこない。で、ろくな男も出てこない。」竹宮恵子「あの山本順也さんていう『少女コミック』の編集長によく言われました。君は一言で言うなら『チャレンジャーだ!』って。」萩尾望都「やっぱり好きなものを描かないと親に反対されてまでやった甲斐がないですよね。」・・・やはり少女マンガ、いやマンガの歴史を変えた女性達はパワフルなのです。高橋真琴、楳図かずおの二人の男性作家のインタビューは上記三氏と比べると穏当に感じるんですね。2015/10/15

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