目次
本講座の概要と構成
今、環境教育の質を問う―環境教育のあり方
国内外の環境教育の動向―環境教育から持続可能な社会を創る教育へ
人と人との関係づくり―幼児期における環境教育
学校教育における環境教育―さまざまな実践を通して環境教育の原理・方法を考える
高等学校における環境教育
科学系博物館における人材養成の現状と課題
地域とNPOの連携による環境教育
環境行政における環境教育
生物多様性と環境行政
環境教育論 食と農に関わる環境実践 都市と農村をつなぐ
マスコミからの環境情報発信
企業におけるCSR―日本コカ・コーラ株式会社の取り組み
環境知性として次世代リーダーに求められる資質・能力
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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根本的な問題として、原発や放射能教育はいかにあるべきか? その疑問には答えられていない。放射能では持続不可能。健康破壊、短命で終わるので。ノッポさん(1934年生れ)は、教養は本でしか身につかないと指摘する(67頁)。小川義和教授によると、博物館は知産知承の場という(140頁)。地域は科学知と伝統知を統合する場(286頁)。本書は理想的なテーマではあるが、放射能や原発がESDとかに組み込まれないと、次世代は生きた心地がしないのではないか? そこは不満だが、これらはタブーなのか? 文科省、大学にとっても?2016/05/09