ハンミョウの生物学―ハンミョウ類の進化・生態・多様性

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ハンミョウの生物学―ハンミョウ類の進化・生態・多様性

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  • サイズ B5判/ページ数 267p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784486019909
  • NDC分類 486.6
  • Cコード C3045

出版社内容情報

ハンミョウの分類・系統・生理・行動・生活史・生態から保全までを網羅し、どんな昆虫なのか、どんな生活をしているのかを紹介する。生物学者ピアソンと分子系統学者ボグラーによるハンミョウ類の分類・形態・進化・生物地理・保全までを網羅した『Tiger Beetles』の全訳。原著の出版以降明らかになった補足や訂正、訳者によるカラー生態写真が追加される。

序文

日本語版への序文

 第1章 はじめに

  ハンミョウ研究のおもしろさ

  ハンミョウ研究の先人たち

  科学研究におけるハンミョウの価値

第1部 分類的多様性─進化および世界的分布でみたハンミョウ

 第2章 ハンミョウとは

  どの仲間に近いのか

  ハンミョウの特徴

  生活環の各発育段階

 第3章 分類と進化

  ハンミョウ科の分類

  多様性の進化

 第4章 種と種分化

  種とは何か

  なぜ種を問題とするのか

 第5章 遺伝─特異な性決定様式

  染色体と生殖細胞

  染色体の進化と種分化

 第6章 生物地理

  なぜ、ある地域では種数が多く、別の地域では少ないのか

  ハンミョウはどこから、どのようにして来たのか

第2部 生態的多様性─自然環境でのハンミョウ

 第7章 自然を生き抜く

  物理的生息場所の中のハンミョウ

  安定した体内環境の維持

  長期的な環境変化に対する応答

  その他の進化上の問題

 第8章 交配相手の探索と求愛

  性淘汰と雌の選り好みの論理

  交配と繁殖

 第9章 敵からの逃避と回避

  天敵はどんな動物か

  対捕食者形質

  複合的な対捕食者防衛

  防御化学物質─局所的な適応か、歴史的な成り行きか

 第10章 競争者に立ち向かう

  植物と採餌行動

  ハンミョウはどのように競争に立ち向かっているのか

  群集内の共存種の組合せに規則性はあるのか

  ハンミョウの適応放散─何が多様性を促進したのか

 第11章 経済と保全

  経済的な利用価値

  バイオミメティクス(生物模倣)

  保全

  分類群間の比較と統計上の自己相関の問題

  分子レベルの研究と保全

  市民化学者と保全

第3部 生態的多様性と分類的多様性の相互作用

 第12章 今後の研究と統合

  分布パターンの研究

  亜種の研究の必要性

  世界全体での比較

  系統樹の改良とその予測力の強化

  剛毛の配列様式と統合

  気候変動

  結論

付録A ハンミョウの観察と採集

付録B 世界の主な属の自然史

訳者あとがき

引用文献

学名索引

分類名・和名索引

人名索引

事項索引



デイビッド L.ピアソン[デイビッド エル ピアソン]
デイビッド L.ピアソン
1973年ワシントン州立大学で生物学を専攻。Ph.D. 現在、アリゾナ州立大学教授。

アルフリート P.ボグラー[アルフリート ピー ボグラー]
アルフリート P.ボグラー
1988年ドイツ・オスナブリュック大学で微生物学を専攻。Ph.D. 現在、英国インペリアルカレッジ教授(大英自然史博物館兼任教授)。

堀 道雄[ホリ ミチオ]
堀 道雄
1977年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。前京都大学大学院理学研究科教授。現在、京都大学名誉教授。専門は動物生態学。

佐藤 綾[サトウ アヤ]
佐藤 綾
2004年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。琉球大学理学部助教を経て、現在、総合研究大学院大学特別研究員。専門は昆虫を対象とした行動学的、生態学的研究。

目次

第1部 分類的多様性―進化および世界的分布でみたハンミョウ(ハンミョウとは;分類と進化;種と種分化;遺伝―特異な性決定様式;生物地理)
第2部 生態的多様性―自然環境でのハンミョウ(自然を生き抜く;交配相手の探索と求愛;敵からの逃避と回避;競争者に立ち向かう;経済と保全)
第3部 生態的多様性と分類的多様性の相互作用(今後の研究と統合)

著者等紹介

ピアソン,デイビッド・L.[ピアソン,デイビッドL.] [Pearson,David L.]
1973年ワシントン州立大学で生物学を専攻。Ph.D.現在アリゾナ州立大学教授。ハンミョウの生態学と分類学を中心に1970年代から幅広い研究活動を精力的に続けており、現在のハンミョウ生物学の第一人者といえる。南北アメリカ大陸のハンミョウのモノグラフやフィールドガイドなどの出版物も多数

ボグラー,アルフリート・P.[ボグラー,アルフリートP.] [Vogler,Alfried P.]
1988年ドイツ・オスナブリュック大学で微生物学を専攻。Ph.D.その後、米国エール大学、アメリカ自然史博物館で博士研究員としてハンミョウの分子系統学の研究を始めた。現在は、英国インペリアルカレッジ教授(大英自然史博物館兼任教授)。分子系統学的手法を駆使した系統学、生物多様性研究の第一人者として国際的に活躍している

堀道雄[ホリミチオ]
1977年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。前京都大学大学院理学研究科教授。現在、京都大学名誉教授。専門は動物生態学。最近の研究テーマは、ハンミョウ類の生態、タンガニイカ湖の魚類群集の構造、および水生動物の左右性の動態

佐藤綾[サトウアヤ]
2004年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。琉球大学理学部助教を経て、現在、総合研究大学院大学特別研究員。専門は、昆虫を対象とした行動学的、生態学的研究。最近は、潮間帯に棲む昆虫の示す生物リズムと適応戦略について研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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6
ハンミョウ、この魅力に富んだ生き物について、余すところなく書き尽くす。そのファンはプロ、アマを問わず全世界に存在し、謎を解き明かすための積み重ねに貢献し続ける。本書も、その幅広い読者に向けて書かれた専門書である。2017/05/03

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