内容説明
失われゆく動物たちの知られざる生態にせまる。
目次
第1章 熱帯アジアの森へ(熱帯アジアへの憧れ;はじめての熱帯雨林 ほか)
第2章 マメジカの生態に迫る(世界最小の反芻動物“マメジカ”;マメジカを捕まえる ほか)
第3章 野生動物が集まるふしぎな湧水“塩場”(人と野生動物が利用してきた塩場;塩場を利用する野生動物 ほか)
第4章 熱帯アジアの森と野生動物の現状(東南アジアの森と追い込まれた野生動物たち;ボルネオ島の大型絶滅危惧種 ほか)
著者等紹介
松林尚志[マツバヤシヒサシ]
1972年生まれ。東京工業大学大学院生命理工学研究科博士(理学)。東京農業大学博士研究員兼非常勤講師、駒澤大学非常勤講師。2008年日本熱帯生態学会吉良賞(奨励賞)、日本哺乳類学会奨励賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トムトム
21
知りたいけど知りたくない。オランウータンなどの私達に近い生物の苦痛。内容は興味深かったです。今はボルネオの森に森林の道を作って野生動物が移動できるようにしよう!という保護活動が少しだけ動いています。差別とかレイシストとか。どこまで仲間、同種、同じ土地に生きる仲間だと思えるかだなと感じました。ただ肌の色が違うとかで違和感を感じ、仲間だと思えなくなれば争いが起きるわよね。私はウイルスまで友達です。2023/05/26
のん
1
植物の研究室に入ろうかと思っているけれど、読んで楽しいのはこういう動物の本なんだということに最近気づいてしまった。面白かった。2016/03/05
ユーリ
1
熱帯地域、ボルネオ、フィリピン、スリランカの哺乳類の生態調査についての記録。マメシカやオランウータンなど各地域の固有種の生態や塩場の利用など熱帯地方ならではの苦労もおもしろかった。私も行ってみたい!!2014/07/01
カネコ
0
○2010/07/04
YM
0
熱帯アジア動物記—フィールド野生動物学入門 (フィールドの生物学)2014/03/03