内容説明
地球の生物圏はひとつのつながった生態系であり、発生からとぎれることなく維持されてきた。ラブロックのガイア説を踏まえ、地球を生物多様な星として成立させている基本プロセスを再考。環境問題に大きな影響を及ぼす生物多様性と生態系機能の関係を惑星スケールで解明する。イギリス生態学会出版賞受賞。
目次
第1部 はじめに(思考実験とは)
第2部 基本プロセス(エネルギー流;多重ギルド;トレードオフと生物多様性;生態学的ハイパーサイクル―惑星を覆い尽くす生物;生態学的生理特性 ほか)
第3部 新たに見えてくるシステム(創発的な属性としての栄養塩循環;歴史の偶然性と惑星の生態系の発達;プロセスからシステムへ)
著者等紹介
金子信博[カネコノブヒロ]
1959年生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士。横浜国立大学大学院環境情報研究院・教授。土壌生態学(森林土壌、土壌生態系、落葉分解、生物多様性、生態系機能)の教育研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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