内容説明
きれいな砂の干潟、ずぶずぶ沈む泥の干潟。かわいいカニのダンス、たくさんの貝、エサをついばむ鳥たち、見たことないような不思議な生き物、干潟にはいろいろな魅力が詰まっています。干潟はどのようにできるのか、干潟にはどんな生き物が暮らしているのか、干潟の楽しみ方、そして日本の干潟の現状は?あなたもきっと干潟の魅力にハマってしまうに違いありません。
目次
1章 干潟とは
2章 いろいろな干潟
3章 干潟の生き物
4章 干潟と私たち
5章 日本の干潟
6章 干潟の保全と再生のために
7章 干潟に行こう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金監禾重
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「干潟」という環境は個々が狭い環境であるため、生態系が個々の干潟で完結しておらず、実は近隣の干潟と連携している。 そのため、一つの干潟が埋め立てで消滅すると、独立しているかのように見える近隣の干潟も打撃を受けてしまう。 人間が想定するよりも、自然は繊細で複雑だ。2017/01/01
readtuktuk
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著者の干潟への愛情を強く感じた良書。〈干潟に行って(……中略……)様々なことに気がつきます。たとえば、この干潟は全国的にも少なくなった○○が多い、この干潟は(……中略……)などなど……。そうです。そんな直感が湧いてくるようになったら、もうすでにあなたは干潟研究者の第一歩を踏み出しています。その直感を感じたまま人に話してもかまわないのですが、それでは説得力がありません。もう一歩踏み込んでみましょう。たとえば数字にしてみたり、図や表にして比較したり、というような客観的な検証をすることで、あなたの直感はより説得2009/02/01