土壌生態学入門―土壌動物の多様性と機能

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486017592
  • NDC分類 481.76
  • Cコード C3045

目次

第1章 生物のすみかとしての土壌
第2章 土壌生物の多様性と機能群
第3章 分解系と分解者
第4章 微生物食者の多様性と機能
第5章 落葉変換者の多様性と機能
第6章 土壌生態系改変者の多様性と機能
第7章 土壌食物網
第8章 土壌生物の多様性と生態系機能

著者等紹介

金子信博[カネコノブヒロ]
1959年生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了、農学博士。横浜国立大学大学院環境情報研究院・教授。土壌生態学(森林土壌、土壌生態系、落葉分解、生物多様性、生態系機能)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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そり

20
近くにある森の茶色い落葉の床、あれらは落ちる前に養分を半分ほど枝へ返す。落ちてからすぐに微生物によって分解されるかというと、そうではない。そのままでは表面積が大きいので、ミミズなど土壌動物が噛み砕きながら食べ、消化菅のなかで細かくなり水分やphが調整されてから利用が活性化する。土壌動物にとっても、落葉を消化するために彼らの酵素を利用する。移動力がない微生物は食べられて糞となり出て、別の場に移る。小さな世界でも食べて食べられてはあるけれど、お互いに利用しあっている。そうして、無機化された栄養塩類が根に回る。2018/01/09

里のフクロウ

2
「土壌は生きている」と言われるが、その「生きている」主体が土壌動物によるものであることがよく理解できる。多様な土壌動物が土壌において働く機能も多様であり、土壌の機能の主体いや根源が土壌動物にあるということを改めて理解することができる。土壌の機能の筆頭が「バイオマスの生産」にあるとするEUの見解があり、日本での「植物の生産」にあるという見解と異にしているが、やはり土壌の機能はバイオマスを生産するにあるものとせざるを得ないと思う。主として西欧の知見をもとにテキストとして纏めてあるが、入門書として最適である。2016/12/26

nukuteomika

0
コンパクトにまとまっている2010/01/11

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