内容説明
漁業上の重要種をはじめとする480数種の魚類について、長年の調査に基づき、形態、分布・回遊、生息環境(水深・水温・塩分)、年齢と成長、成熟、卵・仔魚・稚魚、食性、漁獲量、利用について、豊富な図を用いて詳述した。東シナ海・黄海に生息する魚のほとんどは、日本列島沿岸各地にも分布しているため、これらの魚について、東シナ海・黄海を含め、日本列島各地から漁業生物学的な知見を可能な限り集めて収録した。資源水準が大きく低下した漁業上の重要種については、成長・成熟特性、体長組成、分布域の変化等を図示した。収録した魚種のカラー写真、種の特徴を示す図を掲載した。また、東シナ海・黄海は日本・中国・韓国が共通して利用する漁場であることから、魚種の中国名と韓国名を併記した。
目次
無顎口上綱(メクラウナギ綱)
顎口上綱(軟骨魚綱;全頭亜綱;板鰓亜綱;硬骨魚綱)
著者等紹介
山田梅芳[ヤマダウメヨシ]
1940年生。元水産庁西海区水産研究所
時村宗春[トキムラムネハル]
1955年生。独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所東シナ海漁業資源部長。農学博士
堀川博史[ホリカワヒロシ]
1954年生。独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所資源評価部長。農学博士
中坊徹次[ナカボウテツジ]
1949年生。京都大学総合博物館長・教授。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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