内容説明
最近の情報処理技術の発展にともなって、複雑なデータ分析も容易になり、統計学はめざましい進展を遂げている。市場には各種統計パッケージも用意されており、誰にでも使えるようになってきた。しかし、コンピュータの見栄えのよい出力結果に目をうばわれることなく、基礎理論を重視し、深く理解することが重要であることは言うまでもない。本書は、統計学・多変量解析などの統計科学を支える基礎理論である数理統計を、定理の証明や例題を用いて丁寧に解説している。
目次
第1章 標本理論(母集団と標本;標本分布 ほか)
第2章 回帰と相関(曲線のあてはめ;回帰曲線)
第3章 推定理論(点推定;区間推定)
第4章 検定理論(仮説検定;母平均の検定(正規母集団の場合;正規母集団でない場合) ほか)
第5章 分散分析(1元配置法;2元配置法 ほか)
著者等紹介
土井誠[ドイマコト]
1948年生まれ。1971年電気通信大学電気通信学部物理工学科卒業。1973年電気通信大学大学院電気通信学研究科修了。東海大学理学部数学科、東海大学大学院理学研究科数理科学専攻教授、博士(理学)
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