出版社内容情報
有機塩素類から環境、健康を守る示唆を与える一書。
内容説明
工業・環境化学、毒性学から経済学、政治学、倫理学まで、学際的な分析で解き明かす、地球・人間・環境に蔓延する毒汚染の実態とその解決策。
目次
第1部 問題:地球規模の健康被害(世界に蔓延した有機塩素類;最高級の毒:有機塩素類の毒性;被害の現状:人間と野生生物への健康影響 ほか)
第2部 原因:工業塩素化学(自然界と工業界の塩素;塩素ビジネス;制御不能の化学 ほか)
第3部 解決策:塩素の終焉(塩素化学のエコロジカルな政策;塩素を乗り越えて:その代替;よい科学、よい政治)
著者等紹介
ソーントン,ジョー[ソーントン,ジョー][Thornton,Joe]
オレゴン大学生物学科助教授
井上義雄[イノウエヨシオ]
1944年東京生まれ。横浜国立大学卒業後、東京工業大学大学院に学び、アメリカ合衆国アイオワ州立アイオワ大学大学院で学位取得。Ph.D.。帰国後東海大学に勤務。現在、教養学部・人間環境学科教授。専門は資源・環境科学。最近はダイオキシン汚染情報の解析に取り組んでいる。人体に蓄積したダイオキシンが健康影響を起こす体内負荷量をすでは超過していることや汚染食品の摂取からダイオキシンの一日摂取量がTDI(耐容一日摂取量)を超過していることを見いだした。American Chemical Society、日本化学会、環境化学会、廃棄物学会、ケナフ協議会などに所属。『食の安全・監視市民委員会』でも活動している
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