目次
水生昆虫と私たち
水生昆虫の世界―棲み場所と分類
流水の昆虫学(棲み分け理論をめぐって;あらたな発展)
湖沼と湿地の昆虫学
水辺の自然の復元と水生昆虫
著者等紹介
大串龍一[オオグシリョウイチ]
1929年徳島県徳島市生まれ。1953年京都大学理学部動物学科卒業(動物生態学専攻)。京都大学大学院理学研究科修士課程、同博士課程修了(理学博士)、京都府衛生研究所、長崎県総合農林試験場を経て金沢大学理学部教授、1995年定年退職、1995‐97年国際協力事業団派遣専門家(野外生物学)としてインドネシア駐在。現在、金沢大学名誉教授、NPO法人河北潟湖沼研究所理事
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感想・レビュー
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やこ
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水生昆虫については、川で見かけるけど全く興味のない存在だった。しかし、今回水生昆虫について勉強せねばならない機会があり、まずは概論だけでもと思いこの本を手に取った。川虫についての記述はなかなか興味深いものが多く、特にカタツムリトビケラというものをぜひとも生で見てみたい!と思った。筆者の研究経験から川虫の記述部分が多いが、湖や湿地・田んぼの昆虫に関するお話もある。最後の方のビオトープの造成と効果の話題も興味深かった。ホタルとトンボであんなに食物連鎖との関わりが異なるなんて初めて知った。2019/12/10