内容説明
本書は、生物学実験の教科書である。取りあげる項目としては次の点に留意して選んだ。生物学にとって最も基本的な種々の生物を取り扱う際の観察力の養成に重点をおくこと。学生数が急増し、1クラスの人数が80人をこえても実施可能なものにすること。原則として、実験担当者が当日の午前中に準備にかかれば、その日の午後の実験が支障なく行なわれること。1回の実験が、30分以内の実験講義を行なったあと約3時間で終了する内容のものであること。すなわち実験が連続した2コマの授業(100分の授業2回分)で完了するもの。新しい章を追加、水生昆虫の章と近点の測定などにも追加を行った増補版。
目次
植物の形態
無脊椎動物
脊椎動物
顕微鏡の使い方
顕微鏡標本の作り方
動物および植物の細胞
染色体と細胞分裂
植物の組織
動物の組織
脂肪の組織化学的検出〔ほか〕
著者等紹介
佐藤温重[サトウアツシゲ]
1931年生。1955年東京教育大学生物学科卒業。現在、東京医科歯科大学歯学部教授。医学博士
永井彰[ナガイアキラ]
1931年生。1955年東北大学生物学科卒業。現在、東海大学海洋学部教授、医学博士
山上明[ヤマガミアキラ]
1946年生。1968年東京教育大学生物学科卒業。現在、東海大学総合教育センター教授
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