出版社内容情報
宇宙の開闢・地球誕生から生命の発生・進化までを「共生」「循環」をキーワードに自然科学の基礎としての生命活動の原理を解く。
内容説明
本書は、星の誕生からその死までの宇宙の大きな時空スケールでの出来事から、生物個体の小さな時空スケールでの出来事まで、「共生循環」を軸に自然科学の基礎を展開し、その「概念」および「原理」を明らかにする。また、「共生循環の輪」をベースにした「共生循環型地域社会」についても提言しており、これらの考え方は自然界の生物・生命のみならず、様々な社会間や産業間の共生問題に広く適用できるであろう。
目次
序章 「自然」と人間
第1章 地球の環境と共生循環
第2章 宇宙の始まりと地球の誕生
第3章 物質の組織化と情報量
第4章 化学反応と物質循環
第5章 化学進化から生命の誕生までの道筋
第6章 細胞レベルでの組織化の道筋
第7章 多細胞レベルでの組織化の道筋
第8章 共生循環の輪―生態系
第9章 地球と生物の相互作用と再組織化
第10章 「共生循環科学」と「曼陀羅」の世界
著者等紹介
藤原昇[フジワラノボル]
1941年生まれ。1963年山形大学文理学部理学科卒業。1965年東北大学大学院理学研究科原子核理学専攻博士課程中退。現在、奈良文化女子短期大学教授、理学博士、奈良産業大学情報学部客員教授、奈良女子大学名誉教授
池原健二[イケハラケンジ]
1944年生まれ。1968年京都大学工学部工業化学科卒業。1970年京都大学大学院工学研究科工業化学専攻修士課程修了。1972年京都大学大学院工学研究科工業化学専攻博士課程中退。現在、奈良女子大学理学部化学科教授、工学博士
磯辺ゆう[イソベユウ]
1949年生まれ。1972年奈良女子大学理学部生物学科卒業。1974年奈良女子大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、奈良文化女子短期大学助教授、学術博士
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