ハエ学―多様な生活と謎を探る

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  • サイズ A5判/ページ数 362p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784486015178
  • NDC分類 486.9
  • Cコード C1045

内容説明

不思議なハエの生態。身近でもほとんど知られていないハエの生活にせまる15話。

目次

ハエとはなにか
結婚の贈り物をするハエ―オドリバエの求愛給餌
高原にすむハエの話―ショウジョウバエ
花にすむハエ―ショウジョウバエ
吸血するハエ―トリキンバエ類
寄生者として生きる―ヤドリバエの生活
貝を食べるハエ―ヤチバエの生活
ヒメイエバエの話
放牧地のハエ―ヒメフンバエ
牛眼虫(線虫)を媒介するハエ―ノイエバエ〔ほか〕

著者等紹介

篠永哲[シノナガサトシ]
1936年生まれ。愛媛大学文理学部卒業。現在、東京医科歯科大学大学院国際環境寄生虫学分野助教授、医学博士。専門は、衛生昆虫学、特にハエ類の分野、生態、防除に関する研究、日本から東南アジア、南太平洋地域で野外調査を行い、各国のイエバエ科についてまとめている。主な著書に『節足動物と皮膚疾患』(共著、2000、東海大学出版会)、『日本の有害節足動物』(共著、1999、東海大学出版会)、『Fauna Japonica,Muscidae I』(啓学出版、1971)

嶌洪[シマヒロシ]
1944年生まれ。九州大学大学院農学研究科博士課程中退。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院教授、農学博士。日本から東南アジア、南太平洋の各地で野外調査を行い、高等ハエ類(主にヤドリバエ科)やチョウ類(ジャノメチョウ科など)を主な材料として、系統分類と生物地理についての研究を進めてきた。近年は中国での調査の機会が多く、日本の高等ハエ類の起源と系統関係を、中国との関連で再考している。主な著書に『世界蝶の百科―資料解説篇』(共著、1978、秀潤社)、『Biology of Butterflies』(共著、1984、Academic Press)、『蝶類学最近の進歩』(共著、1988、日本鱗翅学会特別報告)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ミツツ

12
洗濯物についてきたハエ。数日、我が家ですごしていつの間にか姿を消してしまった。彼は何を食べ排泄はどうしてたんだろう?と思うと気になって仕方がない。というわけで、ハエの世界のほんの入口をのぞいてみたらすっかりハマてしまった。アリの時も驚いたもんだが、ハエたちにもまた様々な生き方があってとても面白かった。2024/10/19

關 貞浩

1
知らないことだらけで驚いた。専門の異なる執筆者による横書きの研究レポート15編。学術的要素が多いため理解できない研究成果もある一方、素人でも楽しめる部分もあった。受粉に寄与し植物と共存関係にあるもの、貝を食べるもの、寄主の胃の中で孵化し捕食寄生するものなど、ハエといってもその生息場所、生育方法や繁殖方法など実に多様で、人間という観点からでは衛生害虫としてしか見えてこなかったハエたちの生態を客観的に知ることができる。苦手な人も多いだろうが、約40日の生命を生きる彼らには、世界はどのように見えているだろうか。2016/02/09

ya

0
生態のこと。2015/12/04

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