内容説明
はじめて書かれたウミウシ読本。きれいなだけじゃない、「ウミウシ」の気になる話。後鰓類の生物学。
目次
1章 ウミウシワールド(「殻破り」のウミウシたち;ウミウシの体内めぐり)
2章 ウミウシのくらし(後鰓類の食性;とことん餌を利用する ほか)
3章 ウミウシの一生(誕生から幼年期;おとなへの道 ほか)
4章 ウミウシへの道(巻貝と後鰓類;後鰓類の進化 ほか)
著者等紹介
平野義明[ヒラノヨシアキ]
1951年生まれ。1974年、茨城大学理学部生物学科卒業。1980年、広島大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。1981年、千葉大学理学部向島臨海実験所助手。1990年~、広島大学理学部海洋生態系研究センター助手。(1999年、改組により海洋バイオシステム研究センターとなる)。著書に『貝のミラクル』(共著、東海大学出版会、1997年)
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感想・レビュー
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Arisaku_0225
13
ウミウシといえば、磯あそびをするとアオウミウシやアメフラシ、ヒカリウミウシといったウミウシの仲間がよく見られるが、これらを種まで同定しようとするとなかなかうまくいかないし、そもそも識別形質が分からない、「興味はあるが、よく分からない」分類群というのが個人的な印象である。本書はそんなウミウシビギナーが最初に読むべき解説本で、体の構造から生活史までを平易な文で解説する。口絵や挿入絵がカラーなのがウミウシのカラフルな魅力を損なわない工夫がされているのも好印象。2025/03/31
Tasuku Seo
2
うみうしの生態の基本事項(姿、生き方、一生、生殖など)がわかって非常に有益と思った。 殻を捨てることで得た多様性、失った寿命。2020/09/17
勇03
1
図書館本。他の生物の毒を蓄えて利用。2014/05/08
集積地
0
分類についてはまだ理解できていませんが、漠然とウミウシについての全体像をつかめた気がします。 ウミウシも自然で逞しく生きているんですね‥2025/03/31