内容説明
本書は、電磁気学を体系づけた多くの先人に敬意を払いつつ執筆し、電磁気学の歴史的背景を可能な限り詳しく示しておきました。また少しくどいかも知れませんが、繰り返し繰り返し同じ式や物理定数などを掲載しました。これは繰り返すことによって無理なく理解でき、記憶できるように配慮したためです。学問をするためには、必要なものは覚えておかなければならないと考えたからです。記憶する学問は創造の障害であるとよく言われますが、記憶のない創造もないのです。将来創造に携わる読者は必要なものはしっかり覚えておかなければならないと考えたからです。
目次
第1章 電磁気学の歴史
第2章 電界と電位
第3章 電荷と静電界
第4章 誘電体
第5章 誘電体中の電界
第6章 誘電体に働く力
第7章 磁性体と磁気
第8章 磁界と磁位
第9章 アンペールの周回路の法則
第10章 ビオ‐サバールの法則
第11章 電磁誘導
第12章 電磁波論