内容説明
グローマー・チャレンジャー号は、地球科学に革命をもたらした。1968年から1983年にかけて遂行された深海掘削航海は、20世紀における科学的大冒険の一つだ。海洋学者であり地球科学者である著者は、この船に乗の組んだ人たち―船員、掘削技術者、海洋技術者、科学者の体験について、熱をこめて個人的問題まで立ち入った話を伝えている。海洋底下10キロメートルに横たわる神秘の領域に達しようとした「モホール計画」から、隕石が恐竜を“虐殺した”事件の海底に残る証拠についての要約まで、本書はあますところなく伝える。
目次
第1部 革命前夜(1963‐1968年)(モホ面とモホール;氷期とLOCO ほか)
第2部 決定的進展(1968‐1973年)(数当てゲーム;大西洋とテチス海 ほか)
第3部 新領土の開発(1973‐1975年)(南極圏の冒険;中期白亜紀の酸欠 ほか)
第4部 仕上げながら新しい革命の種をまく(1975‐1983年)(海洋地殻に立ち往生;海洋縁辺域でピーナッツを食う ほか)
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- 和書
- 伊豆の夕映え



