目次
第1章 古代末期のバルカン地方とブルガリアの起源
第2章 9・10世紀のブルガリア・ビザンツ関係
第3章 国土
第4章 都市
第5章 工業と商業
第6章 政治機構
第7章 宗教
第8章 文化
第9章 日常生活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょあん
2
ビザンツ帝国とブルガリアの比較。両者の10世紀までの通史とその時期の社会や経済、文化について明らかにし、また両者の相違について述べている。ブルガリアやひいては正教圏においてビザンツがどういう存在だったかがよく分かる。2023/12/05
たつみ
2
ブルガリアがビザンツに吸収されてからも税金物納だったっていうの泣けた(他の地域は金納)…経済、もっと頑張ろうぜ…2014/11/11
宵子
1
中世におけるブルガリアとビザンツ帝国との関係の歴史を記したもの。最初はブルガリアはスラヴ人の国ではなかったが、徐々に変わっていったそうだ。またブルガリアの他の非ビザンツ人との関わり方についてもあげられている。2015/01/13
千野ひかり
0
第一次ブルガリア帝国について知りたいならぜひ読んでほしい本。歴史、経済体制、文化、宗教などのあらゆる面がビザンツ帝国と比較され詳しく記述されている。喰いつつ喰われつつ何世紀も共存した二国の関係が面白く、二国を「中核」と「周縁」として見るという新たな視点も発見できた。注釈や参考文献の一覧だけでも読む価値があると思う。2019/02/16