内容説明
本書は、第1部では、わが国大学教育の歩みと今日的問題状況を整理し、第2部で21世紀を行に大学が直面する課題を、人類・社会の側からと、青年・人間の主体の側から分析する。第3部は、この現状を受け、近・未来の大学像のいわば、理念的探究を試み、第4部で、改革への具体的接近について、さまざまな角度からの現実的提案をおこなっている。
目次
1 わが国大学教育の歩みと今日的問題状況
2 21世紀を前に大学が直面する課題(近・未来の人類・社会と大学の課題;現代学生と大学が直面するもの)
3 近・未来大学の改革理念(戦後改革の理念と現在の問題状況;現代社会における大学の機能;近・未来社会への展望;近・未来社会における大学の基本的理念)
4 大学改革への提言(大学における研究・教育システムの改革;私立大学の管理・運営に関して;大学入学試験改革をめぐって;国際化への対応策;「開かれた大学」への変革)