出版社内容情報
電気管理の現場をじっくりと観察していると、理論と現場が出逢う瞬間が訪れます。これは学生の頃学んだ知識や電験で培った力が、活かされる場面でもあります。現場は机上の学問だけでは通用しないのが現実です。そうかといって、現場実務だけでも不足です。両者が自分の中で融合することにより、不動の自信につながっていくものだと筆者は考えています。
筆者が過去に経験したことや新たに習得した技術をもとに記述しております。そして、本当に素朴ですが、わき上がる疑問をひとつずつ解明していきます。ひとつ疑問を解決すれば、つぎには更なるレベルの高い疑問に遭遇します。これを乗り越えていくことにより、真の電気技術者に成長していくものと考えます。
それらを踏まえて、新人の方々に技術伝承したいテーマ(知恵)や、中堅技術者の方々でも、何となくやり過ごしてしまっていて、“今さら、知らないとは言えないな”というような事がらについて解説します。
武智昭博[タケチアキヒロ]
目次
第1章 基礎強化・応用発展編(変圧器に関する知恵;コンデンサ・リアクトルに関する知恵;遮断器・避雷器に関する知恵;PAS・UGS・高圧ケーブルに関する知恵;発電機に関する知恵;UPSに関する知恵;計器・計測器に関する知恵;変電所等全般に関する知恵)
第2章 トラブル・事故例編(変圧器・コンデンサに関する知恵;UPSに関する知恵;その他機器・計器に関する知恵;変電所等全般に関する知恵)
著者等紹介
武智昭博[タケチアキヒロ]
1949年愛媛県生まれ。現愛媛県立松山東高等学校卒業。1973年山梨大学工学部電気工学科卒業、埼玉県庁に奉職。自家用電気設備の設計・監理、メンテナンス、省エネ・省コスト等を手がける。埼玉県荒川右岸下水道事務所電気保安担当部長、特別高圧自家用電気工作物の主任技術者として従事。その後、東光電気工事株式会社環境企画室部長、省エネルギー・新エネルギー提案等を展開。併せて、社員の電験教育にも取り組む。現在、電気技術コンサルタントとして活動、エネルギー管理や執筆に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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