出版社内容情報
電気技術者や学生に向けた、ベクトル図の実践的かつ効果的な活用テクニックをまとめた解説書です。
ベクトル図は、方程式も細かな計算も必要ありません。図形を描き、変形し、イメージするだけで結論に達することができます。
電験やエネ管の受験者にも役立つよう、電力系統にまつわる現象をわかりやすく解説しています。
本書を通じて、ベクトル図の新たな一面に触れられてはいかがでしょうか。
内容説明
発電・送配電・負荷まで、ベクトル図で電気がスッキリ見えてくる。
目次
1 電気ベクトル図を体得しよう(ベクトル図ってなんだっけ;電気回路とベクトル図の関係 ほか)
2 交流電力とベクトル図―有効・無効電力の意味(有効電力・無効電力を考える;三相交流電力を計算しよう ほか)
3 送配電設備のベクトル図―電圧調整機能と、高め解・低め解(電力系統という大きな回路を計算するには;送配電設備の等価回路とベクトル図の特徴 ほか)
4 負荷設備のベクトル図―三相誘導電動機と電圧不安定現象(日本の電力負荷の種類と特徴;誘導電動機のベクトル図と円線図 ほか)
5 発電設備のベクトル図―同期発電機の安定度とAVR・PSSの効果(発電機の種類と特徴;同期発電機の等価回路とベクトル図の特徴 ほか)
著者等紹介
小林邦生[コバヤシクニオ]
2009年東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻修了。同年東京電力株式会社入社。2010年第1種電気主任技術者試験合格(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。