出版社内容情報
誰もが知っている雷ですが、どうやって発生するのでしょうか?
雷の発生の仕方やその通り道など基本的な雷の話しから、雷の種類と特徴など理工学の基礎的な内容まで、やさしく解説しています。
また、農作物に与える影響や雷エネルギーが利用できるかなど、雷の影響や今後の研究課題についてもふれています。
乾 昭文[イヌイ アキフミ]
目次
1 雷ってなぁに(雷のもと;雷はどうやって発生するの;雷は放電である;雷に通り道ってあるの;どこに落ちるの;エネルギーはどれくらい)
2 雷の基礎(どんな雷があるの;季節によって違うの;上向きの雷があるの;自然災害・事故に関連した雷があるの;宇宙にも雷はあるの;直撃しなくても被雷するの)
3 雷の応用(雷が近づくのがわかるか;雷は避雷針で防げるか;ゴム製品は雷を通さない―だから安全?;雷エネルギーは利用できるか;お米が豊作になる)
著者等紹介
乾昭文[イヌイアキフミ]
1979年東芝入社。2002年国士舘大学工学部教授。2007年~国士兇大学理工学部教授。同大学では放電現象の解明、環境・生体に及ぼす電磁界の影響、超臨界流体の環境への適用などの研究に従事。工学博士。電気学会・IEEE(アメリカ電気電子工学会)・電子情報通信学会など6学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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おっとぅ
4
雷が鳴りだしたら、高い木の下で幹から3歩ぐらい離れ足をそろえてうずくまる。5m以上の高さの電線の下も安全だそうです。2018/02/28
まちこ
0
薄いけど雷について全体的に理解できる良い本。仕組みのことは何回か繰り返して書かれているからわかりやすい。雷を生む積乱雲は高さだけで10kmあるらしい。そんなのエネルギーの塊じゃん、とよくわかった。そこから繰り出される雷は、最大のもので一発が家庭消費電力の2ヶ月分になる。魅力的なエネルギー源だが予測が難しく、利用の道は拓かれてないようだ。雷があると何故かキノコがよく育つ、というのも面白かった。2017/08/05