なんだこの会社は―日本的経営の起源

なんだこの会社は―日本的経営の起源

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784484932316
  • NDC分類 335.4
  • Cコード C0034

内容説明

販売戦略は、安宅物産(『私をスキーに連れてって』)、人事戦略は、火付盗賊改方(『鬼平犯科帳』)、R&D戦略は、増益電機(『日本一のホラ吹き男』)に学べ。『ウルトラマン研究序説』の、あの「とんでもない連中」が、パワーアップして読者に贈る。世界初「存在しない組織」のパロディ版経営論。

目次

新商品「SALLOT」販売プロジェクトにおける“インフォーマルグループ”の功罪―安宅物産〈馬場康夫監督『私をスキーに連れてって』〉
早すぎたマーケティング重視の企業家、田島静夫―株式会社タジマール(旧・田島腹巻商店)〈清水義範著『商道をゆく』〉
「分社」経営がもたらす組織階層構造の転換―後藤又商事、後藤又自動車〈『日本一のゴマすり男』〉
「グローバル戦略」を成功に導くためのローカル社員の幹部登用法―アッサン自動車〈“GUNG HO”邦題『ガン・ホー』〉
最小コストで最大の効果を狙った「参加型ネットワーク」の導入―火付盗賊改方〈池波正太郎著『鬼平犯科帳』〉
京南大学にみる組織と非営利・サービス業としての諸問題―京南大学〈東宝映画『若大将』シリーズ〉
「川下戦略」に不可欠な社内企業家育成プログラム―日西物産/アメリカングルメ社〈安土敏著『企業家サラリーマン』〉
異能集団における組織運営と環境変化への対応―梁山泊プロダクション〈筒井康隆著『俗物図鑑』〉
地方名門企業における経営民主化への挑戦―南海産業〈源氏鶏太著『三等重役』〉
R&Dを加速させるブラブラ社員の効用―増益電機〈古沢憲吾監督『日本一のホラ吹き男』〉
十大商社の末席がつかんだ石油戦略のばば―江坂産業〈松本清張著『空の城』〉
斜陽期を迎えた紡績会社の生き残り戦略―華王紡績〈城山三郎著『役員室午後三時』〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

0
予備知識なしに、廃棄寸前の古本(20年ぐらい前の)を拾い上げて読んでみたというものですが、これ、当時話題になってた「ウルトラマン研究序説」の人たちの、次のターゲットだったのですね。前著では自然科学の分野からフィクションの事物を分析してたのですが、本書は架空の(本と映画が半々)会社を分析しています。城山三郎源氏鶏太や植木等映画といった古いもの(高度成長期ぐらいかな)も含まれています。前著に続いて、と言うべきか、専門家による鋭い分析に至ってはいないようです。シャレで読むべき本と位置づけるのが適切なのでしょう。2012/02/03

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