内容説明
扱っている領域は、マクロ経済学、ミクロ経済学、国際経済学、経済体制論、経済学史だけでなく、経済学的なセンスを磨くための基礎訓練にまで及んでいる。また、財政赤字問題、消費税を含む税制問題、貿易摩擦と保護主義の問題、市場と計画と経済体制の問題など、きわめて現代的な緊急問題にも的確な展望を与えている。
目次
本書で扱う内容
第1編 経済学の背景(資本主義の発展;偉大な経済学者;経済の鳥瞰図;傾向をとらえる;世界経済の中のアメリカ)
第2編 経済学の基礎(供給と需要;経済学者の意見はなぜ一致しないのか;経済学者の分析用具)
第3偏 マクロ経済学(GNP―国民の産出物;国民生産物の購入;供給の増大;需要の増大;家計の需要;企業の投資;公共支出と財政赤字;総需要;貨幣と銀行業務;連邦準備制度)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
3
1990年初版、1996年第9版。20年程前に購入し書架にそのまま眠っていた本。著名な経済学者3名の共著を中央大名誉教授が翻訳。上下巻セット。本著はマクロ経済学が、下巻ではミクロ経済学が主題。アメリカで最も代表的な経済学テキストの1冊だとか。経済学の歴史的背景から始まり、資本主義の発祥や三大巨匠、アダム・スミス、カール・マルクス、ジョン・メイナード・ケインズまでは目から鱗。平明な文章で素人にもすんなり頭に入っていく解りやすさ。でも、その後、難易度が上がり失速。残念ながら一知半解。経済学はやはり複雑怪奇。2020/04/21