- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
ある日、突然、『キャッチ22』のベストセラー作家を奇病が襲った!看護する人(S.ヴォーゲル)、される人(J.ヘラー)、そのまた回りの愉快な仲間(ダスティン・ホフマン、ポール・サイモン、マリオ・プーゾら)によって繰り広げられる型破りな闘病記。
目次
集中治療室での22日間
運命の1981年12月12日
健康の絶頂から墜落した男
ジョーと愉快な仲間たち
病人にとっての願いは
病気は予想以上に長びきそうだ
1人にだけはなりたくない
病室が新しい社交場になった
こんな苦痛にどこまで耐えられるのか
地獄からの引っ越し
個室での23日間
「人生とはそういうものですよ」
回復へのゆるやかな階段
ジョーを迎える準備
友情こそルルドの泉なのだ
5ドルでヨーロッパ旅行をする方法
家を「レイプ」して告発される
1982年・奇妙な夏
病気も離婚もぜいたくなのか
作家ほど素晴らしい商売はない
離婚にかかった30万ドル
3人にとって特別な年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホッタタカシ
3
ギラン・バレー症候群にかかった偏屈作家ジョーセフ・ヘラーと、その支えとなる陽気な友人スピード・ヴォーゲルが交互に書く闘病エッセイ。病気は重篤なものだが、いっさい悲惨な描写はなく、常にユーモラス。特にメル・ブルックス、マリオ・プーゾ、ダスティン・ホフマンらユダヤ系の友人たちのエピソードが印象的。しかもヘラーは看護婦を再婚相手としてゲットしてしまうのだ! 彼の『キャッチ=22』の冒頭は、主人公ヨッサリアンが仮病で潜り込んだ野戦病院で、従軍牧師に一目惚れするところから始まる物語だったことを思い出す。2013/08/14