目次
序章 モダンタイムズ―非人間化の文化
第1章 非人間化症候群―生ける屍のプロフィール
第2章 陽気なロボットと性のテクノクラシー
第3章 非人間工学―善なる行動の科学
第4章 精神の誘惑―説得・幻影・錯乱
第5章 カウンター・カウンターカルチャー―腐蝕するアメリカ
第6章 暴力芸術―大衆が文化をつくる
第7章 エンドゲーム―スポーツの残虐性
エピローグ 暗闇からの脱出―ホモ・フマヌスを求めて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅黄幻影
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「非人間化」を問うとき、まず「人間らしさとは」を考えなければならないように思うかもしれない。けれど、人間らしさという完成形は未だ人類は至っていない。だからこの本は、あくまで「育ててきた人間らしさを破壊して良くない方向に向かっている」という現代への指摘・批判の書だと思う。1986年に日本に入ってきたもので、主に過去から1970年代までの文化について書かれている。「近頃の若者は」的に見えてしまう部分もあるかもしれないが、私たちが昨日今日を批判する姿は、遠い未来からはそう見えるかもしれない。2016/01/15
浅黄幻影
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私の大事な参考書。再*n読(nはn>4を満たす自然数)2020/07/13