出版社内容情報
「まわりに担がれただけの政治の素人」だった私がなぜ30年も国会議員を続けられたか。
国会議員生活30年の野田聖子が語る、まわりの人が作り上げた政治家「野田聖子」。
内容説明
まわりの人に知恵と力を借りて、誰かのための法律を作る。法律ができれば、社会も、人の価値観も変えられる。国会議員在職30周年を迎えた著者の経験と実績の報告書。
目次
第1章 はじまりは「政界の聖子ちゃん」
第2章 破天荒な父のおかげで、私は家庭を知らない
第3章 政治センスはないけれど、人には恵まれる
第4章 いい出会いは、いい法律を作る
第5章 郵政民営化。そして離党へ
第6章 安倍さんが電話で「聖子ちゃん、総務…やってくれる?」
第7章 自民党総裁選挙出馬でわかった仲間のありがたさ
著者等紹介
野田聖子[ノダセイコ]
1960年生まれ。83年、上智大学外国語学部比較文化学科卒業後、帝国ホテルに入社。87年、岐阜県議会議員となり、政治家の道を歩み始める(当時、最年少)。93年、衆議院議員初当選。96年、郵政政務次官。98年、郵政大臣。2008年、消費者行政推進担当大臣。12年、自由民主党総務会長。17年、総務大臣。20年、自由民主党幹事長代行。現在は、自由民主党情報通信戦略調査会長。岐阜県第1区。当選10回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tacacuro
2
「「政治家・野田聖子」はまわりの人たちがつくりました」という理由は明記されていないが、それは仲間を大切にしながら筋を通して一生懸命生きている姿に皆が魅かれるからではないか。「消費者庁の産みの親」は大勢おられる(特に母親)が、設置法案を通し、初代大臣となられた点で別格だと思う。ライフワークである「選択的夫婦別姓制度」が未だに実現していないのは、現在の戸籍制度が徴税と徴兵という明治政府の都合でできたという理解がまだまだ広まっていないせいではないか。その実現に向けて自分ができることで協力していきたい。2023/09/06
みじんこ
1
政治家としての自身の在り方がいかに形作られてきたのかという点について、これまでの歩みを語る。自身のビジョンの実現が第一と考える政治家が多いのではないかと思う中、まわりの人たちの代弁者としての法律作りを第一に考えている点は好意的に評価したい。郵政民営化反対と選択的夫婦別姓にはやはり一家言あると思わせる書きぶりである。小泉・安倍両総理とは対立する場合もあったが、人としてはある種通じ合っていたのは意外だった。今後取り組むテーマとしての日本の人口減少問題は特に重要だと思うので、よりよい政策立案を期待したい。2023/08/20
金吾庄左ェ門
0
この人の生い立ちや旦那(最高裁認定の反社)や障害のある子供の事はどうでもいいです。それをマイナス評価はしません。しかし内容は三流の利権政治屋による開き直りでしかありません。 郵政民営化反対と言う国賊的行為には全くに無反省なだけではなく、児童ポルノ法と言う全く必要のない悪法制定に力を注いだ事は絶対に許す事は出来ませんし、許してもなりません。国会議員は法律を作るのが仕事とは言いますが、その法律を通じてしっかりと利権を確保しているのが野田聖子と言う政治家をここまでのさばらせてきた事が大変良くわかりました。2024/09/15