出版社内容情報
Z世代は"ソーシャルグッド"で買う
GAFAをはじめ、グローバル企業が重視するストーリー戦略の教科書
本書の「ブランドストーリー」とは、マーケティング全般を指す。製品やサービスをどのように世間にローンチしていくかに関わるすべてを言う。
ブランディングには共感が大事。人は理性より感情で消費行動をする。こうしたことはよく言われており、ブランディングにストーリーを取り入れようとする企業は日本でも増えている。しかし、多くのブランドストーリーは「企業が主人公」になっている。企業目線でブランドのメッセージや、サービスや製品を盛んにアピールしようとしてしまうのだ。共感を得られるブランドストーリーの主人公は、あくまでお客様でなければならない。「製品がどう顧客に役に立つか」ではなく、「顧客にとって製品がどのような変化をもたらしてくれたのか」が語られなければならない。
昨今、若い消費者は「その企業が自分の友人としてふさわしいか」という目線を明確に持つようになった。企業が発信する社会的なメッセージをチェックしているし、そのメッセージが場当たり的な美辞麗句であれば、すぐに見破られる。それどころか、中途半端なきれいごとでは却って評判を落とすことさえある。
つまり、今後のブランディングやマーケティングには、
ストーリーにオーセンティシティーがあるか?
つまり、ブレない"らしさ"を伝えているか?
が、必要になる。そのためにどうするか? 本書ではマイクロソフトのストーリーテラーが以下を指南する。
◎企業の"普遍的真理"を探る
◎ストーリーの型を知る
◎メディアを使い分ける
◎企業倫理のチェック
◎社員のストーリーテラー教育
◎炎上から企業を守る
主人公はお客様。企業は助っ人である。
内容説明
“普遍的真理”を探る。ストーリの型を知る。メディアを使い分ける。企業倫理のチェック。社員のストーリーテラー教育。炎上から企業を守る。Z世代は“ソーシャルグッド”で買う。…地味だったMicrosoftを「世界ブランド」に変えた戦略。ディズニー―色使いで語る。プラダ―理念なしでも語る。アップル―一体になって語る。アラスカ航空―パイロットも語る。スターバックス―ヒーロー復活で語る…経験と事例で解説。
目次
ブランドストーリーテリングって?
ストーリーの骨を組む
ストーリーに魔法をかける
マーケティングはストーリーで
ストーリーのヒーローは、お客様
ストーリーは「弱い」から「強い」
秘密兵器とストーリーの倫理
体感するストーリー
最強ストーリーテラー、従業員
さあ、ストーリーを試そう
そのストーリーは響いているか?
ストーリーテリングを邪魔する者たち
ブランドストーリーテリングの未来
著者等紹介
ロドリゲス,ミリ[ロドリゲス,ミリ] [Rodriguez,Miri]
デジタル・マーケターで受賞歴を持つストーリーテラー。マイクロソフトでは、エンジニア分野のクリエイティブ・ジャーナリスト。ジョージタウン大学統合型マーケティングコミュニケーション修士号、デザイン思考課題修了。NASAソーシャルとMySkills4Afrikaの卒業生でもあり、アフリカと中東のソーシャル・エンタープライズ組織であるTrade+Impact、アメリカのマーケティングカンファレンスSocial Shake‐Upの取締会役員
ローリングホフ育未[ローリングホフイクミ]
英日翻訳家。大学生のとき、アメリカコロラド州に留学し、学生結婚後、カナダに移住。専業主婦の後、修士号を取る(トロント大学オンタリオ教育研究所)。NBC、CBC、NHK、トロント国際映画祭など多数のプロジェクトで番組制作・字幕作成・脚本翻訳にたずさわる。2020年に日本に帰国。1987年、佐賀県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイチ
Go Extreme
山のトンネル
smapx