出版社内容情報
迫力と繊細さの共存。
天才たちの謎に迫る!
仏像と言えば、「運慶と快慶」。
しかし800年以上も昔の仏像が、なぜ大人も子どもも圧倒するのだろう。
しばしば運慶仏は迫力がある、快慶仏は繊細で華やかだと言われる。
確かにその通り。だが、それだけか?
彼らの緻密で大胆な企みを、私たちはほとんど知らずにきた。
日本美術に大きな転機をもたらした、運慶と快慶の挑戦をここで明らかにする。
内容説明
しばしば運慶仏は迫力がある、快慶仏は繊細で華やかだと言われる。確かにその通り。だが、それだけか?彼らの緻密で大胆な企みを、私たちはほとんど知らずにきた。日本美術に大きな転機をもたらした、運慶と快慶の挑戦をここで明らかにする。
目次
動乱の時代を生き抜いた運慶と快慶
永遠に色褪せない傑作!金剛力士像を大解剖
運慶篇
快慶篇
もっと知りたい!仏像の魅力
対談(井浦新×いとうせいこう)仏像を革新した、「運慶と快慶」を語ろう。
著者等紹介
佐々木あすか[ササキアスカ]
弘前大学人文社会科学部助教。東京藝術大学大学院美術研究科にて博士号(美術)取得。専門は日本美術史、日本彫刻史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つーちゃん
5
特に気になったのは、善財童子立像。あどけない表情に、「あ、呼んだ?」みたいなポーズ。この子が居る安倍文殊院に行きたくなった。獅子に乗った文殊菩薩を中心に、うでん王(変換できない)、善哉童子、仏陀波利、最勝老人が並ぶ姿はまるでアベンジャーズ。2021/10/01
おかゆ
3
二人の仏師に内容を絞ってまとめてありわかりやすい。写真が多く文章もコンパクトで見やすかった。2023/02/02
苦味
2
快慶の装飾性めちゃ好き。カラフルな仏像もかわいい。京都と奈良で寺巡りしたい。2022/08/31
kaz
2
詳しい人は即座にわかるのだろうが、やはりこうやって比較してもらえるとわかりやすくて助かる。紹介されている仏像は類書でも見かけることが多いが、運慶や快慶のものは、何度見ても飽きることはない。図書館の内容紹介は『仏像といえば「運慶と快慶」。彼らの緻密で大胆な企みとは何か。日本美術に大きな転機をもたらした、運慶と快慶の挑戦を明らかにする。井浦新×いとうせいこうの対談も収録。「Pen」掲載を再編集』。2021/10/10
ぞろElwood
1
★★★2021/09/18