出版社内容情報
免疫を再訓練することで、食物アレルギーは克服できる。
これまでは「アレルゲン」を回避することがアレルギー対策とされてきたが、免疫系が乱れ、かえってアレルギー患者を増加させたということが分かってきている。
本書では免疫系を再訓練することで食物アレルギー(軽度のじんましんから気道狭窄まで)を治すことができるという最新研究と方法を伝授。
今、世界のアレルギー治療は大きく転換している。
内容説明
スタンフォード大学アレルギー・喘息研究センター長による最新研究レポート&治療法。今、「アレルゲン回避」から世界の治療法は大きく転換している。免疫を再訓練することで食物アレルギーを治す。
目次
第1部 食物アレルギーを理解する(本書の概要;蔓延する食物アレルギー―現状とその理由;それって私のせい?―子どものアレルギーの責任;どうすればいい?―食品ラベル、キッチン、学校などで注意すべきこと)
第2部 食物アレルギーを治療・克服する科学(アレルゲン回避神話―これまでの考え方;これまでの考え方を一変させる―早期導入の科学とその方法;アレルゲン回避神話を超えて―免疫療法という輝かしき新世界;免疫療法と自分;食物アレルギー治療の(そう遠くない)未来)
第3部 患者の視点と世界的な視点(食物アレルギーの精神的負担;食物アレルギーを終わらせるために)
著者等紹介
ナドー,ケアリー[ナドー,ケアリー] [Nadeau,Kari]
スタンフォード大学ショーン・N・パーカー・アレルギー・喘息研究センター長。ハーバード大学メディカルスクール卒業。ハーバード大学メディカルスクールでM.D.(医師免許)および博士号取得。ボストン小児病院で研修医、カリフォルニア大学でアレルギー・喘息・免疫学の臨床研究などを経て、現職。専門はアレルギー、子供の健康、免疫学など。アレルギー喘息の予防と治療法の専門家として世界的に知られている
バーネット,スローン[バーネット,スローン] [Barnett,Sloan]
弁護士、ジャーナリスト。ニューヨーク大学法科大学院卒業後、ニューヨーク・マンハッタン地区検察局で地方検事補となり、消費者問題に関するジャーナリストとしても活躍。ナドー博士のプログラムを通じて自身の子供のアレルギーを克服した経験を持つ
山田美明[ヤマダヨシアキ]
英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。