ヤクザときどきピアノ

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ヤクザときどきピアノ

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月04日 12時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 169p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784484202075
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「『ダンシング・クイーン』が弾きたいんです」
――校了明けに観た一本の映画が人生を変えた。

『サカナとヤクザ』『ヤクザと原発』など、潜入ルポで知られるライターがピアノ教室に! 
譜面の読みかたも知らない52歳の挑戦がはじまる。

レッスンは冒険であり、レジスタンスだ。
ピアノは人生に抗うための武器になる。
俺は反逆する。
残酷で理不尽な世の中を、楽しんで死ぬ。

5年もの時間をかけて書き上げた『サカナとヤクザ』(小学館)を校了した「俺」には、やりたいことがあった。ピアノである。子どもの頃からピアノには淡い憧れがあったが、大人になり、ヤクザ取材を中心に行うライターとして多忙な日々を送るなかで、そんな機会が実現することはついぞなかった。しかし、人生はわからない。校了明けに観た映画『マンマ・ミア! ヒア・ウィー・ゴー』が運命を変えた。ABBAのスマッシュ・ヒットである『ダンシング・クイーン』が流れた時、涙腺が故障したのかと思うほど涙が溢れて止まらなくなった。特徴あるピアノの旋律に直接感情の根元を揺さぶられた。身体が音楽に包まれていた。

ピアノでこの曲を弾きたい。

校了明けのライターにありがちなライターズ・ハイがもたらす万能感に背中を押され、近所のピアノ教室に電話をかけまくった。が、簡単にはいかない。譜面も読めないとわかると、電話口の声は困った様子になる。やはり、50代の未経験者が、いきなりABBAを弾きたいなんて無謀なのか。そんななかで、出会ったのがレイコ先生だった。彼女はきっぱりと言った。

「練習すれば、弾けない曲などありません」

1回30分、月3回で月謝は6千円。ときにヤクザの抗争に阻まれても必死で練習した。憧れの『ダンシング・クイーン』を自分で弾くために。先生の期待に応えるために。

いくつになってもYOU CAN DANCE.
ABBAの名曲に乗せて贈る、ハードボイルド中高年応援ストーリー。

内容説明

「『ダンシング・クイーン』が弾きたいんです」譜面の読みかたも知らない52歳の挑戦。『サカナとヤクザ』『ヤクザと原発』など、潜入ルポで知られるライターがピアノ教室に♪!

目次

Pr´elude シネマでABBAが流れたら―ライターズ・ハイの涙
1 グランド・ピアノと九ミリ弾―レイコ先生との出会い
2 ロール・オーバー・ベートーヴェン―初めて曲を弾く
3 憎しみと?愛のテーマ―マイ・ピアノを買う
4 仁義なきピアノ史―ファミリーの系譜
5 よい集中!!―予習、復習、ひたすら練習
6 強く弾きたいと思うこと―ABBAときどき抗争
Postlude トイ、トイ、トイ―舞台ソデの魔法

著者等紹介

鈴木智彦[スズキトモヒコ]
1966年、北海道生まれ。日本大学藝術学部写真学科除籍。雑誌・広告カメラマンを経て、ヤクザ専門誌『実話時代』編集部に入社。『実話時代BULL』編集長を務めたのち、フリーに。現在は週刊誌や実話誌を中心に暴力団関連記事を寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

358
表紙の著者の似顔絵、インパクトありすぎ! でも鈴木さんは、けっしてヤクザじゃありません。ヤクザ関係のノン・フィクションに定評のあるルポ・ライター。『サカナとヤクザ』も面白かったが、この本もグッと読み応えあり。ピアノの歴史を紐解いたり、日本の音楽教育とヤクザ組織の教育の比較論あり…バラエティーに富んだ中身。50歳過ぎての”手習い”で、全くのピアノ初心者がABBAの『ダンシング・クィーン』を発表会でお披露目するまでを、悲喜こもごもに紹介している。素人の新鮮な目で発見する、ピアノの奥深さ、も十分伝わってきた2022/09/02

おしゃべりメガネ

114
タイトルのインパクトが以前から気になり、手にとった作品です。タイトルにあるようにヤクザさんがピアノを弾くのかなと思ってたら、そうではなく、ヤクザ世界をルポタージュしてきた著者さんが、ABBAの永遠の名曲『ダンシング・クイーン』に突如、感動&号泣し、その曲をピアノで弾きたくなり、52歳にしてピアノレッスンにチャレンジするお話です。アラフィフを迎えて、全く新たなコトにチャレンジするのは、やっぱり勇気がいりますが、年齢や立場、環境関係とか一切なく、何かに夢中になれるって、とっても大切なコトかもしれませんね。2023/10/31

ずっきん

85
ヤクザのルポライターとして著名な鈴木氏が、52歳にしてピアノを習い始めるという実録物。思ってたより本気のピアノレッスンルポルタージュだった。吹き上がる衝動、溢れ出す情熱、そしてレイコ先生が熱い! 勢いに飲まれて一気読みしてしまった。幾つになっても夢中になれるものがあるって素晴しい。ヤクザライターならではの切り口も斬新で、読んでいてとても楽しい。特典の発表会動画はこちらまでヒリヒリハラハラと緊張してしまった。ブラボー!2020/10/20

おつぼねー

79
盛岡の音楽教室のCMを思い出した。亡くなった妻が、幼かった娘に弾いていたピアノ曲「カノン」を娘の披露宴で弾くために、父親がピアノ教室に通う。本作はそれほど感動的ではないが、おやじの「ダンシングクイーン」が弾きたい一心の成果。「音楽は、言葉を超える」…まさに。2020/08/09

yasunon

77
相性:★★★☆☆ 抜粋:でも弾けない原因は一つしかない。単純に練習が足りない。鈴木さんより上手な人は、鈴木さんより多く弾いている。 所感:スキンヘッドのヤクザが持つ、意外な特技についてのお話かと思ったら違った。ヤクザに長年密着取材をしている著者が、ABBAのダンシング・クイーンを聞いたときに涙が止まらなくなる。そしてピアノでこの曲を弾きたいと強く思い、ピアノ教室の門を叩く…。流石ヤクザライター。ちょいちょい口が悪いが、ピアノに対するピュアな思い、努力には心を打たれた。特典の発表会の映像には元気をもらった。2022/06/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15093155
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。