出版社内容情報
自分の「面白さのツボ」がどこにあるのかを知るための「面白さの地図」、自分が無意識に惹かれている面白さを抽出するための「面白さの採集」、そして、その面白さを言語化するための「面白さの法則」といった独自の方法論を通じて、読者に面白いことを考えるキッカケを与え、「面白い」という曖昧な感覚について、電通の現役クリエイターがその要素や法則を論理的に示す。
内容説明
電通アートディレクターが「面白い」という曖昧な感覚を体系化!仕事を、日常を、ちょっと楽しくする方法。
目次
第1章 面白いってなんだろう?
第2章 「面白さの地図」をつくろう
第3章 「面白さの観察」をしてみよう
第4章 「面白い!」のつくり方
第5章 「面白さの法則」を見つけよう
第6章 なぜ「面白さ」が必要なのか
著者等紹介
岩下智[イワシタサトル]
1979年東京生まれ。筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン専攻を卒業後、2002年に電通に入社。以来、アートディレクターとしてグラフィック広告のみならず、TVCM、Webサイト、アプリ開発、プロダクトデザイン、サービスデザイン、ゲームデザインなど様々な仕事に携わりながら、自らイラストやマンガも描く。主な仕事に「Honda FIT」「KIRINのどごし夢のドリーム」「bayfm SAZAE RADIO」など。国内・海外の広告賞受賞多数。筑波大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
41
電通の岩下智さんによる、面白い表現を生み出すメソッドを紹介した著書。「面白さ」を分解して、最終的に「面白さの地図」として図解化するのだが、思っていたよりもたくさんの「面白さ」があることに気付くことができた。その他、面白さを抽出する手法だったり、面白さを言語化したりと興味深い考察がたくさんあり、「面白さ」をアウトプットする上でのいい学びとなった。2019/07/29
こも 旧柏バカ一代
22
前半は面白いの種類について、面白さの基本「共感」、その反対は「差別」。さらに「笑える」「趣がある」も入れて「パロディー」「ギャップ」「誇張」「比較」「タブー」などの説明が図を入れて解説されていた。後半は其れをどう表現するかの本だった。言語化ってやっぱり基本なんだと痛感。苦手だわ。。2020/04/01
元気伊勢子
7
実践的な本だった。2022/10/15
かび丸
2
改めて「面白い」ってなに?と問われると言語化が難しいものですが、非常に分かりやすく分析・解説されていました。 スマホの写真を見直してみる話、やってみようとしたら思ったより面白くて撮った写真が全然なかった…ので、面白いと思ったものを形に残すことをまず意識しようと思います。2020/05/18
川虎
2
「面白い」とは?という分析により、様々な種類の「面白い」があることが述べられていた。考えてみれば当たり前だが、こうした分析もまた「面白い」。面白いことをみつけるために一番足りていないのは、余裕だということは共感できる。自分でも日常の中で余裕を意識して生活してみようと思った。2020/04/17