内容説明
投資アドバイザーのアンドレアス・ロイズは、チューリッヒでのミーティングのあと、謎めいた投資レポートを受け取った。その後、パリへ向かう列車でかつての教え子と再会し、ビジネスで大成功した話を聞かされるが、教え子は突如姿を消す。乗り合わせた美女が政府機関の捜査員を名乗り、教え子の追跡に協力することになったロイズは、次第に巨額の詐欺事件へと巻き込まれていく。誰が詐欺師で、誰が犠牲者なのか。そして、詐欺の真相とは。
目次
第1部 片道切符(チューリッヒ発、破滅への道;リスクを負う;思い切った賭け)
第2部 ジャングルへようこそ(愚かな顧客;公平な解決策;約束、約束;とても興味深いよ、ミスター・ボンド;壁の崩壊)
第3部 欲しいものはいつでも手に入る(意気地なしが鉱山権を引き継ぐ;数字のゲーム;宝くじも一種の契約;アウト・オブ・ザ・マネー;すべてがうまくいく将来)
第4部 恋愛と金融では誰もが平等(悪魔の通貨;パラダイム・シティ;ドットコム詐欺師の告白;頭脳ゲーム;スワップ;見境いなくダーツを投げる)
第5部 エコノミストを一列に並べて(ボトムライン;幸福な日々が戻ってきた;崩壊;詐欺;発覚)
著者等紹介
ロイズ,アンドレアス[ロイズ,アンドレアス] [Loizou,Andreas]
リーズ大学とケンブリッジ大学で英文学、英語学を専攻。その後金融業界に入り、公認会計士、ゴールドマン・サックスの証券アナリストなどを経て、現在は金融・投資トレーニング会社「Learnflow」を設立、ヨーロッパ、中東、アジアなど世界各地でトレーニングやティーチンゴコースを提供している。クレディ・スイス・ファースト・ボストン、IBM、ロイズ、ロイター通信、ドイツ銀行など、世界中の大手銀行や政府機関もクライアントに持ち、ロンドンとマドリッドの2都市を拠点に活動している
田口未和[タグチミワ]
1963年、北海道生まれ。上智大学外国語学部卒。新聞社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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