内容説明
親しみや信頼は意識的に作り出せる。誰もがあなたを信じてしまう「17のミッション」&「情報員マニュアル」。
目次
1 入口を通過するための暗号を知ろう(あなたの新しいアイデンティティを使った最初のアプローチ;冷酷な感情操作? ほか)
2 特徴を明確にする段階(接触;赤の着信音 ほか)
3 育成段階(育成段階;試験段階 ほか)
ここからは安全地帯―ただし、極秘(信頼を築くための「007秘訣」)
著者等紹介
マルティン,レオ[マルティン,レオ][Martin,Leo]
1976年生まれ。法律行政専門大学で犯罪学を学んだのち、1998年から2008年までドイツ連邦情報局に勤務し、犯罪組織の解明に従事する。最短時間で見ず知らずの人の心に入り込み、信頼関係を構築する独自の技術は最高レベルと評される。現在、有名コンサルティング会社に勤務し、人格形成と成功、コミュニケーション、人を楽しませるコツとユーモアをテーマに講演やセミナーで活躍。ミュンヘン在住
シドラ房子[シドラフサコ]
新潟県生まれ。武蔵野音楽大学卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
39
エピソードが映画かと思うほど面白い、実際にスパイっているんですね。以下メモ。人は皆なぜの部分を持っている。自分の思考に注意すること、それは自分の言葉となるから。些細な自画自賛できる事柄にライトを当てる。億万長者と付き合うためにロレックスをつけ、ポルシェに乗る任務。情報は攻撃にも防御にも使える武器だ。その時の状況と関係あるテーマで話を切り出し、質問をたくさんしない、テーマを時々変える。共通の体験を作る。2023/04/14
R
19
怪しげなタイトルですが、実際は他人と信頼関係を築くために何が必要かということをちょっとしたルポを交えつつ書いた本でした、非常によい内容でした。他人に信用してもらうために何が必要かと、並べられると当たり前のことばかりながら、できてないなと反省しつつ、それでいて情報局員が、情報提供者と関係を築くという小説めいた話と平行して進むので飽きがなく読めました。人間関係に行き詰ってるときに読むとヒントがあるように思えました。2016/01/23
ノリピー大尉
10
情報局員が、敵対勢力の中から情報提供者(スパイ)をスカウトするノウハウの解説書。常に相手に敬意を持ち、小さな約束事を必ず守ることが信頼獲得の第一歩。自分の運命は自分の思考が決めているというのは肝に銘じておきたい。2014/07/13
めいけふ
8
最後に要点が示されているが、それまでに描かれたストーリーを読むことでスッと入ってくる。人から信頼を得る上で、自分がどういう人間であるか自覚的でなければならないと思う。またにふと考えることはあるがしっかりまとめて確認出来るようにしておきたい。2013/05/30
super volvic
7
犯罪組織内に内通者を作るやり方が載っている。潜入捜査をするよりこちらの方が危険は少ないのかもしれない。彼らと似たような状況に置かれる諸氏はほぼいないと思われるが、それでも人との信頼関係を築く上で大切なことはだいたい似通っていると思った。基本を抑えれば応用は利くと思う。2017/05/21