それは「うつ」ではない―どんな悲しみも「うつ」にされてしまう理由

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  • サイズ B6判/ページ数 326,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784484111186
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0036

内容説明

現代がストレス過多社会になったことだけが原因ではない。悲しみの“理由”を問わない診断方法の問題点を指摘し、世界中で用いられる診断基準「DSM」の功罪を明らかにする。

目次

第1章 うつの概念
第2章 正常な悲哀
第3章 理由の有無という指標―古代から一九世紀までのうつの診断史
第4章 二〇世紀のうつ
第5章 DSM‐IVの定義するうつ
第6章 DSMの基準が社会に及ぼした影響
第7章 悲哀の監視
第8章 DSMとうつの生物学的研究
第9章 抗うつ薬による薬物療法の普及
第10章 社会科学の役割
第11章 結び

著者等紹介

ホーウィッツ,アラン・V.[ホーウィッツ,アランV.][Horwitz,Allan V.]
PhD。ラトガーズ大学教授(社会学)。精神疾患の様々な側面に関する論文を精力的に発表し、著書も多い

ウェイクフィールド,ジェローム・C.[ウェイクフィールド,ジェロームC.][Wakefield,Jerome C.]
PhD、DSW(ソーシャルワーク博士)。シカゴ大学、コロンビア大学、ラトガーズ大学で教鞭をとり、現在はニューヨーク大学教授(専門はソーシャルワーク、精神医学の概念的基盤)。哲学と精神医療にまたがる学際的研究の権威で、精神疾患の診断に関する論文を多数発表している

伊藤和子[イトウカズコ]
早稲田大学第一文学部卒業。創刊時より「ニューズウィーク日本版」の翻訳および編集、「ナショナルジオグラフィック日本版」の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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米光一成

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世界中で「うつ」の診断に使われている診断基準「DSM」を批判した本。序文で、批判されている「DSM」を制作したリーダーのスピッツァーが絶賛しているのもすごい。うつ診断の仕組みがねじれてしまった経緯がわかる。2012/01/22

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