内容説明
企業は儲かればいいという時代はもう終わったはずだ。会社だけでなく、個人も社会も、民族も国家も、そして地球全体も、全てのことを考えながら、次への一歩を踏み出して行くべきなのである。70億の人間を抱えるにせよ、90億になるにせよ、地球全体のバランスがとれて共生でき、安定的に今後何百年も継続し続けるにはどうしたらよいのかということ、それがKAITEKIを考えるということである。
目次
第1章 なぜKAITEKIなのか―健康、快適、そしてサスティナビリティ
第2章 最先端科学から見た「快適」の定義
第3章 感性価値を実現する「KAITEKI」
第4章 サスティナブル・コミュニティを形にする「KAITEKI」
第5章 次世代医療と健康のための「KAITEKI」
第6章 新炭素社会を拓く「KAITEKI」
終章 地球快適化に向けて
著者等紹介
小林喜光[コバヤシヨシミツ]
1946年山梨県生まれ。1971年東京大学相関理化学修士課程修了。1972年ヘブライ大学(イスラエル)物理化学科、1973年ピサ大学(イタリア)化学科留学。1974年三菱化成工業株式会社入社。中央研究所にて触媒の研究を担当した後、光ディスクの研究に従事。1996年三菱化学記憶材料事業部長兼三菱化学メディア株式会社取締役社長、2005年三菱化学株式会社常務執行役員に就任、R&Dの統括を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Re born
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増え続ける人間。消費が、供給を超えたとき、生存競争が必ず起こる。再生可能かつ早く大量に供給できるエネルギーでなければ、この増殖に、たえられない。イカの塩辛に生クリームは、機会があれば試そうと思う。2015/06/07
升
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三菱ケミカルHD所属時に読んだ。HDの行く先を照らす本。
ヤワシヤワシ
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三菱ケミカルHDのトップの書いた本です。化学メーカーが何を考えて、将来のビジョンを描いてるのか勉強するにはうってつけの本です。就活対策で読みましたが、なかなか知的で面白い読み物だと思います。2011/04/01