内容説明
茶室、茶碗、茶道具、花、懐石、菓子、抹茶…日本の伝統美の極みを、あらゆる角度から味わい尽くす。大幅増補して、ついに書籍化!日本が誇る総合芸術“茶の湯”その魅力のすべてを網羅した完全保存版。
目次
空間
道具
花
菓子
懐石
抹茶
私見としての「茶の湯の原理」、試論としての「茶の湯デザイン」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
奈良 楓
14
【良かった】茶筅の産地に住んでいることから教養として読みました。写真中心のビジュアル本で、全く茶道について知識がないですが楽しめました。古田織部の三玄院の茶室も見てみたいし、佐川美術館の現代アレンジの茶室もとてもいいです。2023/06/17
ひめぴょん
9
そういえば、茶室も茶花も茶道を習う前から好きだった。茶道を習い始めてからもっと興味の範囲が広がった。茶碗などの道具類にも目が行くようになった。この本は写真も文章も今の私にちょうどよかった。写真だけでは味わい切れない五感で感じる味わい深さというのをお茶会に行って実感するようになった。以下は文中引用とミニ感想。 茶の湯の本質は形式ではなく、創造性にこそある。 茶筅だけは代用不可能。外国人が初めて茶道を体験するとき最も関心を示すもの。“用の美”の極みがある。流派による美意識も反映されている。茶席で一度使われると2025/03/08
逍遥遊
7
41-17-20170219 茶室、茶碗、懐石、茶葉まで、茶道に関係する全ての美をこの1冊は網羅している。淡交社の本以外で、これだけ茶道を正面から捉えるなんて不思議な感じがする。茶道をしていない人にも是非読んで欲しい。あぁ、こんな茶室で1日凄したら素敵だよな。何時か自分の茶室「日張庵」を作るのが夢なんだけどね。2017/02/19
みこよこ
3
写真が多く、裏千家、表千家以外の流派の道具についても数多く紹介されている。見立てで用いられる道具についても、ただ強引に持ち込むのではなく、取り合わせを考えることが大切とのこと。2025/02/04
まあさん
3
作法や所作についての書籍は多いがビジュアル的に道具、茶室のレイアウトなどが多彩でにわかの自分には満足です。 今度はペンブックスを攻めてみようかと思いました。2024/01/17