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内容説明
すべての絵画作品と膨大な手稿を徹底解剖。“人間レオナルド”の生身に迫る。
目次
芸術の寵児を育んだ、ルネサンスという時代。
「美の教科書」たる全絵画を、徹底解説!(受胎告知―圧倒的なまでの完成度を誇る、デビュー作。;カーネーションの聖母―作風の確立に向け、重ねた努力が見える。;ブノワの聖母子―マリアの微笑みに投影した、母への思い。;ジネヴラ・デ・ベンチの肖像―どんな“拡大”にも耐える、驚異の描写力。 ほか)
生涯をかけた研究の集大成、「手稿」をひも解く。(手稿とは?;軍事学;舞台;彫刻 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
49
この頃の画家はサインを残さなかったため真贋の議論が未だにある。ダ・ヴィンチの絵画全13点、1受胎告知・2カーネーションの聖母・3ブノワの聖母子・4ジネヴラ・デ・ベンチの肖像・5聖ヒエロニムス・6東方三博士の礼拝・7岩窟の聖母・8白貂を抱く貴婦人・9ラ・ベル・フェロニエール・10最後の晩餐・11ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)・12聖アンナと聖母子・13洗礼者ヨハネ。この本は2009年出版。その後「美しき姫君」が発見され、「サルバトール・ムンディ」が史上最高額をつけた。今後も新たな発見があるのかもしれない2019/05/08
booklight
33
なるほど面白い。初期作品を「硬さが残る」「柔らかさが感じられない」と言ってしまっている。確かにそうで、逆に親近感がわく。だからこその凄さを感じてしまう。ダ・ヴィンチさえも当初から完成されたものでなく、徐々にうまくなっていったのか。絵の諸要素についても細かく論じているので、一枚の絵にどれだけの知識や技術が込められているか驚く。さらに自分を売り込むため軍事技術をアピール。苦労しているのね。そのほか、舞台、彫刻、都市計画、解剖、航空力学、天文、哲学を学び、実践もしていて、絵画だけではない深さがまた魅力なのか。2021/11/06
えり
11
本が小さくて持ち運び易くページを比較しやすいので、小下絵やデッサンと、本画を行ったり来たりが無理なくできて面白かったです。もっと大きな図版は他の本で見るとして・・・。内容は、とてもわかりやすかったです。レオナルド・ダ・ヴィンチ本人や絵などに関してはホントはもっと諸説あるけど、入り口としてはとても良いのではないかと思います♪2012/08/28
しろきいろ
9
図書館。レオナルドさんが描いて行った順でその時々のライフイベントも合わせて解説されるのですんなり読める。巻末の年表と引っ越し経路のわかるイタリア地図もあり参照しやすい。軽い感じのコラムも好きです。高校のときの美術の先生が輪郭線を目の敵にしていた意味や元ネタがわかったのも個人的に大きな収穫でした。2019/07/20
うみ
8
今度は作品をメインに書かれた本。数ある絵画の中でレオナルド作と断定されているのは13作品のみ。この絵画13作品を徹底解剖。先にレオナルド・ダ・ヴィンチの生涯について書かれた本を読んでいたおかげで説明の内容が分かりやすかった。作品メインなので写真も大きく詳細。解説も細部にわたっているのでまじまじと眺めながら楽しめました。かなりアップになった写真もあり、凄まじい描き込み具合に驚嘆。後半に研究の手稿も掲載されていますが、解剖学の筋肉スケッチは素晴らしい。絵画・素描集が欲しくなりました。2014/06/23
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