内容説明
法律は、きれいごとやタテマエばかりを語り、いい気になってカッコつけている。そんなヤツほど、じつは見せたくないものをたくさん隠しているに違いない。法律が必死で隠している真の姿を、ここにお見せしよう。バカ正直でズレまくりの法律用語を、どうぞご堪能あれ。
目次
悪意―文句なしのズレっぷり
遺言―この世で最後の意思表示
違法―死にかけの法律もチラホラ
冤罪―疑わしきは罰せず…のはずが!
外患誘致罪―祖国を裏切る罪
株主総会―ただ投資するだけじゃ、もったいない?
忌避―あなたは裁判官を選べない
基本的人権―このモンドコロが目に入らぬか!
クーリング・オフ―だまされないための法律知識
検察官―司法界で最大のブラックボックス〔ほか〕
著者等紹介
長嶺超輝[ナガミネマサキ]
フリーライター。1975年、長崎県生まれ。熊本で育つ。九州大学法学部卒業。7年間にわたり司法試験を受験した経験を生かし、現在では雑誌などでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
14
kindleで購入。あまり馴染みのない法律用語の特殊性に期待し読むが、タイトルほどの感じは受けなかった。それでも、辞書のよう順に用語がならべてあり、解説のところでは、面白く表現している。コラムでは、正しすぎる「サザエさん」など、判決文上でのサザエさんについて裁判官が読み上げるようだが、その普段とのギャップを感じれる人ほど面白いのであろう。もう少し、なぜそのように判決文で読み上げられるようないなったか(なぜ訴えられているか?)もあるとなお良いと感じた。禁固の方が懲役より軽い刑種というのも知った。なるほど。2015/12/25
あさ
1
Kindle。法律用語を「悪魔の辞典」的に(そこまで極端ではないけど)。各章末の判例は面白いけど、何の件かわかったらもっと良かったな。印象深いのは「善意」「悪意」か。2016/05/07
K
1
知ってるつもりが知らなかったことがたくさんあった。日本国憲法とか人権とか・・・。2015/12/20
IIDX3968
1
全知全能の神と異なり、人間は不完全な存在。そんな連中が、法律を作り、運用し、縛り縛られ、時には破り、それを裁く。そう、法律自身も、それにまつわるアレコレも、みーんな実に人間臭い。本書はそんな観点から、法律用語を皮肉っぽく解説しています。2015/02/11
アイビー16
0
皮肉たっぷりの法律用語集。法律読み物としてそれなりに楽しめる。2012/06/28
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