内容説明
人呼んで「原稿も書く遊び人」。自称「理科少年的主夫」&「深窓の貧乏人」。夫人は『プラダを着た悪魔』より怖い某女性誌編集長。同居人は猫のヒジカタクン―「なんとなく」を座右の銘とする週日晩飯当番タテイシくんの「生活と意見」。「pen」連載の食エッセイ8年分全188本完全収録。
目次
ペペロンチーノを手づかみで食べてみました。
今度からあれは、いっぺんに三つ注文するぞ。
痩せるのはカンタンだけど、太るのはむずかしい。
好き嫌いの原因は、洗面器だったかもしれない。
ハラが減っては、ほんとのうまさはわからない。
枝豆は、いつビールと出会ったのだろうか?
がぶがぶ飲んでいる水について考えた。
伸びきりケチャップ・スパは、作り方がむずかしい。
そばを粋にずずずっと啜って、窒息しない法。
無添加や純や生は、ほんとうにエライのかな。〔ほか〕
著者等紹介
立石敏雄[タテイシトシオ]
1947年東京生まれ。雑文製造業者。早稲田大学卒業後、絵本の出版社に入社するも挫折。「平凡パンチ」記者、PR映画などの仕事を経て、80年から88年まで「BRUTUS」誌に編集者として参加。88年秋から89年秋まで南スペイン、アンダルシアの山の上の町で暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki319
8
再読です。この厚さ、すべてが美味しそうなお話ばかり。一話が3ページなのでボリュームも程よく、話題も豊富。食前に読む本ではありません。読むなら食後じゃないと、食事をいっぱい食べてしまいます。2011/12/18
Christena
3
penという雑誌に連載された、食に関するエッセイ1999年から2007年まで。1話が3ページで読みやすいけど、途中でおなかいっぱいになり、興味のある話題だけ拾い読みしました。ネコのヒジカタクンが最高に良い味を出してました。2013/08/01
Stair512754
1
食に関するエッセイ 夫婦二人暮らしで奥さんがバリバリ仕事をこなしている故に 家で働くライターの旦那さんが毎日の食事を担当 思うがままに筆を取る・・・ 肩の凝らない文章で 美味しそうな料理を描くが・・・ 連載8年分(?)を一冊にしているため それぞれのエッセイは短くても とにかく分量が膨大すぎる 読んでも読んでも終わらない(涙) せめて3冊に分けてくれ 2012/04/22
aki319
1
あ〜、読んでるとおなか空いてくる。こんなにもおなかが空くような文章あんまないよなぁ。もっと読みたい。2010/03/24
イカ男
0
楽しく、ほのぼのする本です。主夫業25年の経験が語る料理と食べ物に関するエッセイ集。「笑う食卓2」の出版を期待しています。2011/06/11