内容説明
パリはディテールに味がある。「pen」の好評連載、待望の書籍化。
目次
街角のいろいろ。(ザンク。;カフェのテラスのテーブル。;テラスのテーブルのライオン脚。 ほか)
日常のなかで。(カフェのベビー・フット。;校庭の石蹴りの図。;通勤する小馬たち。 ほか)
建築の周辺。(木の鎧戸。;ガラスの侯爵夫人。;煙突たち。 ほか)
著者等紹介
稲葉宏爾[イナバコウジ]
1941年、北海道生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科卒業。雑誌や書籍のデザイナー、アート・ディレクターとして働いた後、1987年からパリ郊外に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春ドーナツ
9
街歩きで見つけた好奇心をくすぐるものを写真付きで紹介するコラム集。喫茶店に特化しても、1920年頃に作られた錫(すず)の合金製カウンターの鈍く光る曲線美に目を細め(立ち飲みなので、通常よりコーヒーの値段が安い)、窓を振り仰げば、装飾曇りガラスの古典的な縁取り枠の中に店名が刻印。シックですね。外に出るとテラス席テーブルの鋳鉄製一本脚の堂々たる佇まいがお待ちかね(ライオン脚と呼ばれている)。・・・このような塩梅でうっとりします。著者の稲葉さんは、かなりの駄洒落好き。ページをめくる毎に「そう来たか」と思います。2017/11/05
しんこい
7
パリの街角や建物、お店などからちょっとした景色を切り取ったような本。こういうのが成り立つのも、教会や公共機関の歴史的建造物だけでなく普通の住居や商店でも強制的に昔の風情を保つようにしているからかな。2013/12/01
どぅまち
0
歴史的な、あるいは特別な建築だけが風景を作っているわけではない。街に出て少し上や下を見てみる、あるいは裏通りへ。そんな日常のあれこれをたどることで街の深みに触れることができるのが街歩きの楽しみ、そんなパリの街歩きを追体験できる一冊。2015/06/14
-
- 電子書籍
- 地獄先生ぬ~べ~ 3 ジャンプコミック…