内容説明
交渉術は「戦術〈一次元〉」と考えるから失敗する。「取引設計〈2次元〉」と「セットアップ〈3次元〉」の見極めこそが重要である。交渉の相互利益と価値を高める生産的方法。
目次
1 概説―「3Dネゴシエーション」とは何か(3次元の交渉;合意に対するバリアの「3D監査」;バリアを克服する3D戦略の策定)
2 正しい交渉のセットアップ―「交渉テーブルから離れて」(交渉相手の正しい見極め;「利益」を見極める;「ノーディール・オープション」を見極める;「順序」と「基本プロセス選択」の決定)
3 価値を創出する取引の設計―「製図台の上で」(「北東」へ進め!;相違点のダブテーリング;永続性のある取引の構築;取引の「精神」を交渉する)
4 問題解決戦術を重視する―「交渉のテーブルで」(価値獲得に対する認識の確立;問題の共同解決による価値の創出と獲得)
5 3D戦略の実践―相手を引き込む(3D戦略策定のための「逆方向マッピング」;戦略的に考え、チャンスに応じて動く)
著者等紹介
ラックス,デービッド・A.[ラックス,デービッドA.][Lax,David A.]
交渉戦略の国際的コンサルティング会社、ラックス・セベニウスLLC共同代表。投資銀行家としての実務経験、ハーバード大学ビジネススクールでの教職経験があり、フォーブス誌から「交渉理論の新たな旗手」と評されるなど高い評価を得ている
セベニウス,ジェームズ・K.[セベニウス,ジェームズK.][Sebenius,James K.]
ハーバード大学ビジネススクール教授(経営学)。他校に先駆けて交渉学をMBA(経営学修士)コースの履修科目に導入するなどの一方で、論文・寄稿記事の執筆も旺盛にこなしている。1980年代半ばには一時的に教職を離れて投資銀行家として活躍、ブラックストーン・グループの立ち上げにも参加した。それ以前には米商務省や国務省の交渉に携わった経験もある。ラックス・セベニウスLLCを設立し、共同代表を務めている
斉藤裕一[サイトウユウイチ]
ニューヨーク大学大学院修了(ジャーナリズム専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kenji Ogawa
Ishida Satoshi
Rikiya Yamamoto
ただの人間