内容説明
丸腰で、仕事はできない。あなたのアタマとカラダを『アイデア工場』に変えるとっておきのシンキング・ツール、教えます。
目次
序章 広告会社でも最初は「ただの人」。今からでも全く遅くない!
第1章 「アイデア」「企画」を考えるとは、何をすることなんだろうか?
第2章 どうしたら“必要な情報”が入ってくるのか?―情報が頭に入ってくる考具
第3章 展開・展開・展開!―アイデアが拡がる考具
第4章 企画=アイデアの四則演算!―アイデアを企画に収束させる考具
第5章 時にはスパイスを効かす!―行き詰まったときのアドバイス
第6章 あなただけの『考具』を見つけよう!
終章 頭の動き方がシステム化することこそ、本当の『考具』かもしれない
著者等紹介
加藤昌治[カトウマサハル]
1994年(株)博報堂入社。現在同社コーポレートコミュニケーション局勤務。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画を立案、実施する毎日
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mura_act
80
【読みたい本読了】2003年の本。考えるための道具『考具』について、21ケ、紹介している。今だとクラウドを利用したサービスなども、ありそうだ。良いデザインは、まず、わがままで考え、使いやすいのかなど「思いやり」を次のステップで考える。どの道具も聞いたりして知っているが、カラーバスは知らなかったなあ。筆者のノウハウは、考具を使ってアイデアを出すことと、それを料理すること。それらがコンパクトにまとまっている。具体例は少ない。図書館本。2015/05/24
bluemint
49
この本を読んだあなたにとっての最大の問題は、読んで、分かって、やらないこと、という挑発的な文句が最後に書いてあるが、まさにその通り。一つでも実践しないと。9マスのマンダラートが新鮮で使えそう。2017/09/10
kana
46
ずっと読みたくて読めてなかったビジネス書を会社で購入して読もう第一弾。アイディア出しのベースの考え方は既になじみのあるものでしたが、「カラーバス」や「マンダラート」、「オズボーンのチェックリスト」あたりのアイディア出しツールの知識はなかったのでとても参考になりました。特に同じ色のものをアイディアの種として観察するという「カラーバス」手法はちょっとかわいくて好き。電車では本読むか寝てるか、になってしまいがちだけど、時にはちゃんと観察して考えなければ。あと、アイディアマラソンを改めてやってみようかな。2014/08/25
いずむ
45
クリエイティブな発想は、それがオシゴトである以上、そのキホンに従う。「無から有を」ではなく、AとBの組み合わせ方を探るコト、1から足していくのではなく、∞からの引き算割り算で、モノ創りではなく、価値作りをする。ボクは、これは『謎かけ問答』だ、と思う。かける=架ける。ムリヤリでもこじつけでも、意外なモノ同士の方が、架かった"橋"は面白い。世界を変える、と言えば大袈裟かもしれない。けれど、今ボクが目にしているモノほとんど全てが、かつて、誰かが自分の中に芽生えた「そんなバカな」を捨てなかったおかげなのだと思う。2013/06/26
ミライ
42
(出版当時)博報堂の加藤昌治さんによるアイデアひらめき本。考具とは、「考える道具」のことで、考える際に使えるフレームワークや新聞・雑誌・カメラなどのメディア・道具が多数紹介されている。2003年出版ということでネットも今よりも普及しておらずスマホもない時代のアイデア本なので、スマホで代用できるところもちらほらある、スマホがある前提で読んでみると違った見方もできると思う。2020/10/14