パレスチナが見たい

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パレスチナが見たい

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784484022178
  • NDC分類 319.28
  • Cコード C0095

内容説明

パレスチナの人々は、家を壊され、家族を殺されても、翌日には花を植え、冗談を飛ばし、大声で笑う。武力で脅されても、この土地から動かないこと。そして子どもたちの教育をつづけること。それが私の見たパレスチナの「インティファーダ」だった。保母さんが歩いた悲劇の現場。

目次

1 聖地エルサレム(パレスチナへ―そこに向かった理由;東エルサレム―イスラエルの中のパレスチナ人)
2 ヨルダン川西岸へ(ナブルス―無関心という攻撃;ジェニン―生きることへの妨害;トゥルカレム―機能を奪われた街)
3 イスラエルとパレスチナ(西エルサレム―それぞれの闇)
4 閉塞の地、ガザ(ガザ―封印された悲しみ)
5 帰国

著者等紹介

森沢典子[モリサワノリコ]
青山女子短期大学にて児童教育および児童文学を学び、幼稚園教諭に。南仏のフレネ小学校で教育実習を行い、2001年より私塾で子どもたちに勉強を教える。2002年3月、情勢の悪化するイスラエル・パレスチナへ一人で入り、GIPP(パレスチナ人のための草の根運動の会)の協力を得て、パレスチナ自治区を訪れる。帰国後作成したルポが大きな反響を呼び、各地で講演活動を行なう
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ラグエル

7
「難民キャンプが数十台の戦車に囲まれて人々が殺されていました。しかし町の人々は瓦礫の中から教科書を拾って学校に行き、商店を開いていました。花壇に花を植えている人は『こういうことをしなくなったら終わりなんだよ、日常生活を続けることが占領との戦いなんだ』」「封鎖、占領は、静かな殺人です」「世界というものは弱い人々の言葉を聞かないものです」……僕は、世界を知らなすぎる。背かを感じたことが、なさ過ぎる。どうしたものか。2011/07/07

ぎすけ

4
パレスチナの今を知るためには最適の一冊かも。(140913追記)今、中東がものすごく不安定な状態になっているので、ぜひ、この本を読んでほしい。ふつうに生活している人たちが、イスラエルの空爆などでどれだけひどい目にあっているか。DAYS JAPANという雑誌の14年9月号(広河隆一氏の特集号)と併せて読んでほしいなと思う。2009/02/11

クロネコ団

3
何の力にもなれないけど購入して感想をこの読書メーターで書けば少しは意味もあるんかね。とは思う。2014/09/06

ばーさん

2
2002年当時、パレスチナで何が起きていたか。どのような人々が日々をどのように暮らしていたか。私は知らなかった。ちゃんと知ろうとしなかった。軽いノリのタイトルからはかけ離れた重く辛い現実に、胸を締め付けられる思いで読了。イスラエルと中東諸国の情勢が転換期を迎える今、パレスチナはどうなっているのだろう?2020/09/16

yes5&3

1
再読。「イスラエル」ダニエル・ソカッチ著読後、和平の敵たちによって、和平が殺された2002年当時のイスラエル在住パレスチナ人の暮らしを思い返すため20年ぶりにこの本を読み返す。日本を含めた欧米諸国の情報では報道されないパレスチナのことが知りたい、という思いでイスラエルを訪問した著者が、現地のパレスチナ人の暮らしに接して見たこと知ったことを世の中に広めなければ、という使命を感じて行動した記録。2023年はオスロ合意から30年。2023/08/27

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